みぞれが降る寒い中、ウェスティンナゴヤキャッスル(名古屋市西区樋の口町3)で3月3日、総合消防訓練が行われた。訓練には、名古屋開府400年祭マスコットキャラクターの「はち丸」と「だなも」も参加。
同ホテルは、2カ月に1回の割合で消防訓練を行っているが、同月1日より名古屋市で「春の火災予防運動」が実施されていることから、自衛消防隊、公設消防隊と合同で実施者約100人が参加、ヘリコプター2機を導入しての大規模な訓練となった。
訓練は、客室での寝タバコが原因で出火し、負傷者、逃げ遅れた宿泊客(はち丸)、屋上に避難した宿泊客が救助を求めているという想定で、宿泊客を避難場所へ誘導し、ヘリコプター・はしご車による救出、消防車一斉放水で要救助者を助け出した。
大勢の見物人が見守る中、逃げ遅れた「はち丸」もはしご車で無事救出され、仲間の「だなも」と手を取り合い再会を喜んだ。
同ホテルは、日ごろから防災管理に努めるとともに、緊急時にすばやく落ち着いて適切な行動ができるよう、今後も定期的に同様の訓練を継続していく予定。