名鉄は5月30日より、現在運行している7シリーズの車両をデザインした扇子状の記念乗車券を販売している。
同社は、1961(昭和36)年に導入し、日本で初めて2階運転台、前面展望車を取り入れた「7000系パノラマカー」の最終運行を8月30日に迎える。記念乗車券は、「昨年夏の4000系デビューで1000系~7000系がそろったことを記念して作成した」と同社担当者。
「7種類の電車が一目でわかる個性的な形にしたかった」という記念乗車券は、1000系パノラマスーパー、2000系ミュースカイ、3300系、4000系、5000系、6000系、7000系パノラマカーなど、日ごろからなじみのある車両を扇子の扇面にデザインした。開くと直径約30センチの半円形になり、裏面には車両のデビュー年や特徴などの詳細を記載した。
一ツ木駅からの540円区間の大人片道普通乗車券と七宝駅からの160円区間の大人片道乗車券をセットにし、価格は700円。1000系~7000系にちなみ沿線上から「1」と「7」の付く駅を選ぶなど、数字にもこだわりをみせる。
「通常より多くご購入いただいている」と同社担当者。「鉄道ファンのみならず、見た目の面白ささに引かれて多くの方に買っていただきファンを増やせれば」とも。
発行部数は3,000部(状況を見て追加発行も検討)。名鉄名古屋駅の駅サービスセンター、豊橋駅、金山駅、中部国際空港駅、栄町駅、名鉄ホームページ「Mモール」などで販売する。発売・通用期間は10月31日まで。