「コミュニティレストラン 庵ひろ(あんひろ)」(名古屋市西区那古野1、TEL 052-551-2651)は8月1日、落語寄席と手打ちそばを提供するイベント「そばと落語の会」を開催する。
当日は、岐阜大学の落語研究会による寄席と、そば打ち愛好会「三好野会」による手打ちそばを用意。もともと落語や歌舞伎など古典的なものが好きだったというオーナーの木下さん。「何かできないかなと知人にしゃべったことをきっかけに話しが進み、知人が岐阜大学の落研さんとつないでくれた。そばにちなんだ演目もやってくれるかも」(同)。25人(予定)限定。価格は1,500円(寄席代、ランチ、ドリンク付き)。11時30分から。
円頓寺商店街にある同店は、昭和30年当初からの煮込みうどん店だった。先代が亡くなってから約10年間休業していたが、「親が残してくれたこの店を何らかの形で生かしたいという思いから」(オーナーの木下さん)、昨年秋に「ワンデイシェフシステム」を取り入れた新業態で再オープン。プロでなくてもだれもが「一日シェフ」になることができ、仕入れから調理・配膳・片付け・経営までを担当する。「セミプロの方もいたが、料理の得意な人、こだわりを持った人など、だれでも良い」と木下さん。現在は、魚料理を得意とした人、ドイツパンを提供するシェフなどが腕を振るっている。
「ワンデイシェフシステムを勉強しに行った際に飲食店はコミュニケーションの場だという話しを聞き、本当にそうだなと思った」(木下さん)といい、今では、ワンデイイベントの場としても提供することも多く、多くの交流を生み出している。
営業時間は、ランチ=昼少し前~14時、喫茶タイム=ランチ終了後~17時。月曜・土曜・日曜・祝日定休(土曜・日曜・祝日は予約制)。