東急レクリエーション(本社=東京都渋谷区)が運営する109シネマズ名古屋(名古屋市中村区平池町4)は12月23日、日本で4館目となる新しい上映システム「IMAXデジタルシアター」を導入した。
同シアターは、カナダIMAX社が開発したデジタルデータを用いた上映システムで、クリアで明るい映像と独自のサラウンドシステムが特徴。専用に撮影された映像を2台のプロジェクターで焦点を合わし投影、床から天井、左右いっぱいに大きく広がった湾曲したスクリーンに映し出す。
21日には同館でオープニングイベントを開催し、事前に抽選で選ばれた観客が「IMAXデジタルシアター」を体験。「まるで映画の中に入ったような体験ができる。映画館の中のファーストクラス」と同社担当で同館支配人の濱地さん。3D映画に対応した「IMAX 3D版」では、スクリーンから観客のひざの上まで飛び出してくるような迫力があるという。
IMAXデジタルシアターは今年6月、川崎(神奈川)、菖蒲(埼玉)、箕面(大阪)の109シネマズに導入。「109シネマズ川崎で行ったアンケートでは、『IMAXデジタルシアター』利用客の90%が満足という結果だった」と同社IMAXプロジェクトチームの高木さん。今月19日~22日のプレオープンでは「マイケルジャクソン THIS IS IT」IMAX版を上映。「目の前にマイケルがいるようだったと泣き崩れる人がいたり、上映後、毎回拍手が起こるなど感動を届けられたようだ」とも。
料金は作品により異なる/109シネマズ名古屋では現在、「アバター」IMAX 3D版(2,200円)を公開。