名鉄は5月29日、現在運行中の車両1000系から6000系までの6シリーズのうち、特色ある車両をデザインした「サイコロ型乗車券」(組立式)の販売を始めた。
今年3月、人気の高かったパノラマカーを始めとする「7000番代」最後の車両が引退したことを受け、「現在活躍している車両で何かアピールできないか」と考えてきた同社。「主要車両1000系~6000系で、鉄道ファンやお子さまを始め幅広い層の方に喜ばれるものを」とサイコロ型乗車券の発売を決めた。
乗車券は、1000系パノラマスーパーや2000系ミュースカイなど6種類の車両を、サイコロの1から6の目にデザインした台紙に、二ツ杁駅からの大人片道乗車券(340円区間)と五ノ三駅からの大人片道乗車券(160円区間)をセットにしたもの。サイコロとして使う際には台紙から切り離して組み立てる仕組み。サイコロにちなみ、セットした乗車券の駅名や使用できる区間の金額に「1」から「6」の数字が入っているものを選ぶなど工夫を凝らす。価格は500円。
「現在の売れ行きはまずまず」と同社担当者。「これをきっかけに、多くの方に特色ある当社の車両に親しみをもってもらえれば」と期待を寄せる。
発行部数は4,000セット。名鉄名古屋駅の駅サービスセンター、豊橋駅、金山駅、中部国際空港駅、栄町駅、名鉄ホームページ 「Mモール」などで販売する。発売・通用期間は12月31日まで。