10月26日「きしめんの日」の10時26分、名鉄名古屋駅中央コンコースと駅前の路上で1,026個のきしめんの無料配布が行われた。愛知県きしめん普及委員会が愛知県の歴史ある食文化のきしめんの認知拡大と消費拡大につなげる目的で実施した。
きしめんの日は、食欲の秋のこの季節にきしめんの特徴である「2626(ツルツル)」を掛け合わせて2008年に制定。無料配布は今回が2回目。きしめんを取り扱う13社の協力で乾麺、半生麺、生麺のきしめんが用意された。
配布開始を集まった多くの人が待ち構え、にぎわいを見せたコンコース。「ツルツルの語呂合わせで26日なんですよ」などと委員会スタッフが説明を行うと、「あ~、なるほど」「知らなかった」などの声も上がるなど、地元愛知でも「きしめんの日」の浸透はまだ低い様子。
配布時間30秒前の告知の後、活動目的などを含め委員長の加古さんがあいさつし、10時26分を迎え無料配布開始。たくさんの人がきしめんを目がけて群がり奪い合った。群衆の中からは満足げにきしめんを握りしめた人々が続々と出てきて、約10分で配布は終了した。
配布終了後委員会スタッフは「配布が終了するのに30分を想定していたが、終えてみると10分程度。女性パワーがすごかった…(笑)。これできしめんをたくさん食べてくれるようになれば」と期待を寄せていた。