東急ハンズ名古屋店(名古屋市中村区名駅1、TEL 052-566-0109)7階に11月18日、サイエンスグッズを集めた新コーナー「地球研究室」がオープンした。
老若男女問わず人気があったという原石・化石・理科学用品。仕入れ先などが限られていたため今まで手広く展開できなかったが、今回、新コーナー開設のためプロジェクトを結成。3カ月半という短い準備期間で新コーナー開設にこぎ着けた。「マンパワーで開拓した」という仕入れ先は、アメリカ自然史博物館、ケネディ宇宙センター、発明家、作家、個人の収集家など多岐にわたる。
コンセプトは「遊べる理科室・買える博物館」。店内は理科室をイメージし床は打ちっぱなし風にしたほか、壁にはスタッフ直筆の化学式や絵などが描かれ雰囲気を出している。
取扱点数は約4,000アイテム。店内にはサイエンスという広いカテゴリーの中から、物理学・生物学・地学・科学・考古学を中心に世界中から集めた「知的好奇心をくすぐる」グッズを並べる。各商品には、来店客がわかりやすいよう「うんちく」などを記したPOPを用意した。「読み応えのあるPOPを準備するのに一番苦労した」とフロアマネジャーの塩野さん。
一点ものが多い商品は、実際に手で触れることができる「アパトサウルスの上腕骨化石(実物)」(80万円)、「米海軍潜水用ヘルメット(レプリカ)」(15万7,500円)、名古屋で生まれた科学教育玩具の元祖「地球ゴマ」の教材セット(2万9,800円)、古代ローマ帝国の「ローマコイン(実物)」(1,900円~)なども。約400種取りそろえているカットストーンはセミオーダーでジュエリーにも加工できる。ペンダントトップ(2,800円)、ピアス(両耳=3,500円)など(ストーン代別途)。
そのほか出土品や埴輪のレプリカ、実験器具や標本、フィギュア、ステーショナリー、キーホルダー、玩具から、スタッフ考案のサイエンスをテーマにしたオリジナルTシャツ(2,600円~)まで、さまざまなグッズを用意する。
オープン初日、新コーナーには珍しいグッズを興味津々に眺める人たちの姿が多く見られ、中には「売約済み」になる商品も。「まねしようと思っても、どこにもできないと思う」と自信をのぞかせる塩野さん。「希少物が多いので常に面白いものをそろえていくのが今後の課題」とも。
営業時間は10時~20時。