近鉄パッセ(名古屋市中村区名駅1)地下1階のベーカリーショップ「ドンク名古屋近鉄店」で11月26日~28日、ユマニテク歯科製菓専門学校(名駅2)の学生と同店がコラボしたパンを販売している。
近鉄パッセがこの秋から始めた「学生応援プロジェクト」の一つとして進んできた同企画。同校の製菓製パン本科の1年生がマーケティング授業として実際に店舗を訪問し、客層や単価、嗜好(しこう)など市場調査をし、テーマを「健康」「ヘルシー」に設定。グループに分かれ商品開発を進めてきた。学校内で試作・試食を繰り返した5つの生地でパン14種類を作りドンクにプレゼンテーションし、結果4種類が選ばれた。
販売商品は、胚芽を練り込んだ生地に肉みそとナスをのせた「みそナスパン」、玄米パンに豆乳グラタンを組み合わせた「豆乳グラパン」(以上189円)、玄米パンにきんぴらゴボウを包んだ「きんぴらパン」、モチとカボチャあんを入れた和菓子風のパン「もちもちカボチャパン」(以上168円)の4種類。当日はドンクで作られたパンが並ぶ。販売個数は各種1日100個(27日・28日は増える可能性あり)。期間中は学生も販売に携わる。
生徒の反応は、「有名なドンクさんとコラボできてすごくうれしい。新商品の開発に携われてドキドキしているが楽しみたい。愛を込めて作れば作るほど良いものができるのでうれしい」「初めて自分たちで商品を一から作りだすことができた。問題を一つひとつ解決していくのもすごく楽しかった」。
「胚芽を練り込んでヘルシーを目的に作っていたが、トッピングに凝りすぎて、ヘルシーでなくなっていた」「味も大事だが、見た目も大事。味を保ちながら、見た目を重視するのも大変だった」などのエピソードも。
営業時間は7時30分~20時30分。販売は11時~売り切れまで。