映画館などを運営する中日本興業(名駅4)と映画配給を手掛ける松竹(東京都)は2007年3月、名駅4に建設中の超高層ビル「ミッドランドスクエア」の商業棟5階と6階に、シネマコンプレックス「ミッドランドスクエアシネマ」をオープンする。「ミッドランドスクエア」の前身となる「豊田毎日ビル」には、中日本興業が経営する映画館「グランド1」~「グランド6」が入居していたが、ビルの新設に伴い一旦閉館し、新たにシネコン形式として生まれ変わるもの。面積は928.3坪で、スクリーン数=7、総座席数=1,270席を設ける。コンセプトは「豊かな時間を過ごす、大人の社交場」で、ロゴマークはビルの明かりとフィルムを表現しており、館内の内装やファブリックを落ち着いた色に統一し、大人がゆっくり時間を過ごせるような空間づくりを目指すという。また、館内ロビーにはドリンクや軽食を提供するカウンターなども設置する予定。中日本興業の原田さんは、「大人の方が、名駅前での夜の時間をもっと楽しめるように23時30分前後まで営業時間を延長できるよう検討している。映画の後に食事に行くなど、併設する商業施設の店舗と併せて利用して欲しい」と話している。(写真上=館内イメージ、写真下=ロゴマーク)