名鉄百貨店本店(名古屋市中村区名駅1)に、浴衣と水着売り場が登場した。
5月11日に本館8階に登場した浴衣売り場「ゆかたコレクション」は、浴衣のほか、帯、げた、かばんなどの小物類を合わせ約1,000点を用意。男性用、子ども用も取り扱う。
今年の浴衣の傾向は、「花をモチーフにしたもの、古典柄などシンプルなものが多い」と売り場担当者。売り場には、浴衣にはあまり使われない冬の花である梅を用いたものや、綿と麻の2種類の素材を使いデザインした珍しい商品も。主な価格帯は、女性浴衣=2万5,000円~3万8,000円、男性浴衣=1万9,000円~2万5,000円。男女とも1万5,000円ほどのリーズナブルな商品も扱っている。げたはラインストーンや花のモチーフ、刺しゅうなどを施したデザインされた鼻緒のものや、ヒール付きのタイプも登場。価格は7,000円台~8,000円台が中心。
絞り染めの浴衣にも力を入れているという同店。藍色などベーシックなものから、ピンク、水色、オレンジ、パープルなど明るい色合いのものまで並ぶ。価格はしぼりでないものと比べ女性は約2倍、男性は約3倍になる。
今月12日にメンズ館5階に登場した売り場「水着コレクション」は約2,000点をそろえる。そのうち、男性水着は2割。今年の水着は洋服のトレンドとも重なり、ペイズリー柄、小花柄、レースを使ったデザインがポイントになっている。ドット柄とストライプは毎年変わらず人気だという。
形は、「お尻が小さく見える効果のある」キュロットパンツや、パレオ、ワンピース、タンキニなど体形をカバーできるスタイルのほか、水に入っても大丈夫な素材のマキシ丈のワンピース(9,345円)や、ショートパンツに合わせるレギンス(4,000円前後)もそろえ、「足も日に焼きたくないというニーズもある」という。かわいいものからスポーティー、大人っぽいものまで多様化している。価格帯は、スカートやパレオなど別アイテム付属の水着で1万5,000円前後。ビーチサンダルは厚底やヒールの付いたもののほか、ストーンやスパンコールなどを施したデザインも目立ち、「キラキラしたアイテムは人気が高い」という。
男性の水着は、水着の下にインナー(1,500円台~3,000円台)を合わせるのが主流で、ボーダーなどシンプルな柄のインナーを水着から少しのぞかせて着るという。水着の価格帯は5,000円弱~1万円台。
水着売り場登場に合わせて、同店のシンボル「ナナちゃん」もトレンドの水着に着替えた。
営業時間は10時~20時。