ジェイアール名古屋タカシマヤ(名古屋市中村区名駅1)1階の正面玄関に7月1日、金魚が泳ぐ水槽と天井まで広がる植栽を使った演出「金魚と植栽のアートミュージアム」が登場し、来店客の目を楽しませている。
節電のニーズの高まりに合わせ、涼しげな休憩スペースの演出や見た目に涼しい装飾などを行う企画「涼感シエスタ」を始めた同店。1階のメーンステージには、金魚の産地・愛知県弥富市からリュウキン、ランチュウ、サクラニシキなどを取り寄せ、4つの大きな水槽に泳がせている。中には約30センチの大きな種類の金魚も。「多くの方がメインステージ前で立ち止まり眺めて行ったり、写真を撮ったり…。お子さまから大人の方まで幅広い年齢層の方にご好評をいただいている様子」と広報担当者。展示は今月19日まで。
ソファを配した3階~7階の休憩スペース「ローズパティオ」では、それぞれ趣向を凝らしたテーマで演出やサービスを行う。現在企画を開始しているのは6階・7階の2カ所で、そのほかは順次開始する。6階は「グリーンオアシス」と名付け、柱を植物で装飾するほか、天井からも植物をディスプレーする「緑あふれるレストスペース」にした。7階は「YUKATA Bar」と名付け、風鈴やちょうちん、竹を使うほか、風鈴の音や川のせせらぎの音を流し「和の涼」を表現する。
8日には、ヨーロッパの庭園をイメージした3階ローズパティオで、氷の彫刻ライブイベントを開催。高さ1メートルの氷柱5本を、名古屋マリオットアソシアホテル製菓の松島料理長率いる、パティシエがその場で氷の彫刻に仕上げる。開催は13時からで、完成後約1時間展示する予定。
また、電力使用がピークになる時間帯とされる月曜~水曜の13時~16時に合わせ各所でサービスを展開。「YUKATA Bar」(7階)では、浴衣姿のスタッフが缶ビールやソフトドリンクを無料で提供する。27日まで(18日は除く)で、各日先着100名。また、各階喫茶では利用客にドリンクやデザートのサービス(店舗により異なる)も実施する(8月31日まで)。
「百貨店ならではの企画。お客さまに今ある休憩スペースを、より快適にゆっくり過ごしてもらえるように、目で感じてもらう涼しさを演出した。節電の取り組みが必要となる時間帯にご来店いただき、くつろいでいただくことで、地域全体の家庭内の節電に役立てれば」
「ローズパティオ」の「涼感シエスタ」は7月末~8月中旬(フロアにより異なる)。