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舞台は円頓寺商店街、「おせっかい」テーマの映画公開へ-井戸田潤さんら出演

「WAYA!~宇宙一のおせっかい大作戦~」HP

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 昔ながらの商店街の姿が残る円頓寺商店街かいわい(名古屋市西区那古野)を舞台にしたコメディー映画「WAYA!~宇宙一のおせっかい大作戦~」が10月22日から、伏見ミリオン座(中区栄1)で先行公開される。

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 昨年12月下旬から撮影が始まった同作品。監督は「築城せよ。」などの作品を手がけた古波津陽(こはつよう)監督。主人公の浅見勘太郎はスピードワゴンの井戸田潤さんが演じるほか、水野美紀さん、ルー大柴さん、矢崎滋さん、SKE48の松井珠理奈さんらが出演する。

 空き店舗が増える中でも、たくましくしぶとく商売を続ける円頓寺商店街の個性的な面々。クリーニング店の浅見勘太郎(井戸田潤さん)は円頓寺商店街青年団の団長に選ばれ張り切る。そうした中、商店街にとってなくてはならない存在の会長・シゲさん(矢崎滋さん)が、京都から円頓寺にやって来て、げた店「野田仙」を開き30周年を迎えることを知った勘太郎は、商店街の活性化に貢献してくれたシゲさんに、これまでの感謝の気持ちを込めた一大イベントを企画する。しかし、派手なことを嫌い、興味を持たないシゲさん。めげない勘太郎はシゲさんを感動させようと、昔の学生演劇仲間・ノブさん(ルー大柴さん)を探し出し、おせっかいにも親友との再会劇を企画してしまうが、ノブさんはシゲさんが宇宙一嫌いな人だった…。

 地域を巻き込み、協力し合い挑んだ同作品。「地域のみなさんは初めてのことで、『本当に映画ができるのか』と不安だったと思う」と振り返るのは、なごや下町商店街ムービー製作委員会長の久路里まりさん。久路里さんは生まれも育ちも円頓寺で、円頓寺かいわいの「情報誌ポゥ」の出版やイベントなどを企画運営する。

 「動き出してからは、いろいろなことでご協力を頂いた」という久路里さん。年末年始の寒い中での撮影では、地域の人からストーブやこたつの貸し出し、たくさんの差し入れなどを受け、「気持ちも温まりありがたかった」という。今回の映画製作で、「やはり自分の街は良いとあらためて実感、というか確信した」とも。

 映画のテーマになっている「おせっかい」。いたずらすると容赦なく怒ったおじさん、宅配便を預かってくれるお隣さん、旅行に行く度にお土産をくれるお向かいさん…。「少しだけ面倒だけど、ないと何だかさみしいような。今の時代だからこそ、必要で忘れてはいけない気持ち」

 今月29日からは「ユナイテッドシネマ豊洲」(東京都江東区)、「シネマート新宿」(同新宿区)でも上映する。「名古屋の商店街の話だが、全国どこにでもある商店街の話。商店街になじみがない方でも、自分が住んでいる街がいとおしくなったり、故郷が懐かしくなったり、ほっこりあたたかい幸せな気持ちになっていただければ」

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