雑貨や菓子などを展示・販売するアートマーケット「冬の贈りもの展」が12月8日から、多目的スペース「studio nagoya」（名古屋市西区栄生1）で開催される。

　「思わず誰かに贈りたくなる」がコンセプトの同展。愛知県を拠点に活動する作家を中心に、14組の「手仕事」による作品を集めた。イラストや写真、コラージュ、バッグやアクセサリー、パンや焼き菓子、ジャムなど、幅広いジャンルの作品が並ぶ。企画した名古屋市在住の大熊智子さんは広告代理店での企画や制作を経て、現在は「ごま食堂」の名前でイベント企画や食に関するワークショップなどの活動を行っている。「大切な誰かへの贈りものを選ぶときは、とてもわくわくして、温かい気持ちになれる。寒い時期が来るので、このような気持ちになれる場所を作りたい」とイベントを企画した。

　「トータルコーディネーターとして会場の空間プロデュースにもこだわった」と大熊さん。同スペースを拠点に、建築設計やグラフィックデザイン、イベントの企画運営などを行うグループ「Plug and Associates」と共に、空間としても楽しめる会場を演出する。「区切られたブースで出品者ごとに展示・販売する形式ではなく、作品の配置なども含め、会場を一つのセレクトショップのようなイメージにする」という。

　開催中の11日には作家を招いてワークショップも開催。かぎ編み作家の成地亜紀さんのかぎ編みブローチ作成（12時～14時、参加費2,500円）や、創作家の朝倉優子さんのコラージュ封筒作り（15時～17時、同1,000円）など（定員各8人）。作家や出品作品、ワークショップ申し込みなどの情報は同展のブログで確認できる。

　開催時間は13時～19時（土曜・日曜は11時～）。今月14日まで。