アルペン、店頭に「ランニングシューズ選択システム」試験導入

アルペンが開発したランニングシューズ選択システム「ランニングサイエンスアドバイザー」

アルペンが開発したランニングシューズ選択システム「ランニングサイエンスアドバイザー」

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 スポーツ用品の企画・販売を手がけるアルペン(名駅5)は5月11日より、ランニングシューズ選択システム「ランニングサイエンスアドバイザー」を開発し、営業店舗に試験的に導入した。

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 同システムは、ランニングフォーム分析とコンピュータ解析により顧客の最適なランニングシューズを選択できるもの。同社は2004年にスキー板選択システム「スキーサイエンスアドバイザー」を、2005年にバット選択システム「バッティングサイエンスアドバイザー」を開発し店舗に導入しており、今回が第3弾となる。顧客のランニング特性と最適なシューズを結びつける要素を化学的に検証してきた結果、システム化が実現した。

 システムは、顧客が自分に適した速度でトレッドミル(ランニングマシーン)の上で走り、フォームを3台のカメラで同時に撮影・計測、足や足首のひねり具合や着地の仕方などの情報をコンピュータで分析する。ランニングフォーム全体を撮影するので、顧客は客観的にフォームを確認でき、保存されたデータで個人の過去のフォームと比較検証できるのが特徴。システム導入により、店舗スタッフは測定した情報を元に各個人の走り方に合ったシューズを提案していくため、これまでの「商品知識」と「経験」によるアドバイスに加え、「科学的なデータ」による提案も行えるという。

 試験導入は、同社が運営するスポーツ用品専門店「スポーツデポ岐阜県庁前店」から始めており、顧客の意見や反響により各店舗への導入も検討していくという。

 アルペンの担当者は「顧客により楽しく買い物を体験してもらい、かつ1人ひとりに最適なスポーツ用具を選択できるように開発した」と話しており、「スポーツデポ岐阜県庁前店」店長の長さんは、「試験導入後、お客様から好評をいただいており、週末には順番待ちが出ることもある。他の店舗での導入はいつかなどの質問もあった。今後も顧客からの直接的な意見を参考に、商品企画や提案に役立てていきたい」と話している。

アルペン

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