太平洋フェリー(中村区名駅1)が所有する豪華フェリー「きそ」が7月8日、船越英一郎さん主演のドラマ土曜ワイド劇場「新船長の航海事件日誌 超豪華客船殺人航路」に登場する。テレビ朝日系列で21時~22時51分に放映予定。
2005年1月から名古屋~仙台~苫小牧航路に就航した大型フェリー「きそ」は、全長199.9メートル、旅客数は768名、乗用車113台収容可能で147室の個室を備えるほか、レストランやラウンジ、カラオケスタジオなども併設し、フェリーでありながら豪華客船のような構造になっているのが特徴。船旅専門誌「クルーズ」でも運航開始後間もなく人気ランキング1位に輝き、豪華客船を舞台にする同作品のイメージと一致したため舞台に選ばれたという。
同作品は、1988年から続く「船長シリーズ」の中の14作目。主演の船越英一郎さんは、1作目から出演しており船越さんが3等航海士見習い役から1等航海士になるまでを演じ、今回は船長に昇格し名古屋~仙台~苫小牧を運航中の船内で殺人事件に巻き込まれるというストーリー。出演は原日出子さん、高橋英樹さん、木内晶子さんほか。
撮影は昨年9月10日から12日に渡って行われ、船内で行われた撮影で船越さんは、「『きそ』はあらゆる点でフェリーの枠を超え、客船の域に達している。設備だけでなく接客面も素晴らしい」と絶賛しており、撮影の合間にも操舵室で操船方法について質問をしたりしていたという。