名古屋駅隣の亀島駅付近に、ギャラリースペースなどを設けた「アートハウスあいち」(名古屋市中村区亀島1、TEL 052-700-5610)がオープンして1カ月が過ぎた。オープン日は7月28日。
「気軽にアートと触れ合える場をつくりたい」とオーナー志水さんを中心に、斉と公平太さんらアーティストが集まり、1940(昭和15)年築の長屋を改装。設計士や工務店に頼らず、約2カ月を掛け、自分たちの手で内装工事を行った。
1階(65平方メートル)は展示スペースとし、企画展のほか貸し出しもする。2階(46平方メートル)は、ワークショップやカルチャースクールを開くためのスペースのほか、ウェブ上で販売する作家の作品を実際に見せるためのビューイングスペースも設ける予定。
「ギャラリーは、行ったことがない人にとっては入りにくいイメージがある。道沿いの窓から中をのぞけるようにするなど、立ち寄りやすい雰囲気を出すために工夫した」と志水さん。「美術ファンだけでなく、今まで絵などに関わることがなかった人にもアートと関わってもらえたら」と期待を込める。
資格や特技を持つ人を講師に迎え、着付け教室(月2回、1回=2,700円)、科学の実験教室(月1回、1回=1,700円)、子どもアート造形教室(月2回、1回=1,600円)などのカルチャースクールも開講。今後は大人向けの日本画教室なども開催予定だという。公式サイトでは、愛知を拠点に活動している作家の作品を紹介し、販売もする。
開館時間は11時~19時。月曜定休。