名古屋市内を南北に走る「堀川」を舞台にしたイベント「堀川ウォーターマジックフェスティバル」が現在、堀川かいわいで展開されている。今年で10回目。

　今月26日～28日には、納屋橋・円頓寺・名古屋城を結ぶ「堀川水上バス」が運行する。乗船とボランティアガイドによる名古屋城巡りがセットになった「名古屋城コース」と、船内ガイドが付く乗船のみのコースを用意。今回初めて、乗り場の一つに江戸時代の商家の屋敷で貴重な遺構（いこう）の「川伊藤家」（西区那古野）を利用する。実施に先駆けて14日には「川伊藤家」の普段非公開の庭と表蔵の見学と、乗り場の掃除を行うワークショップも開催。「一足早く見ることができ、貴重な歴史体験をできるのでは。持ち物は軍手とやる気（笑）」とイベント担当者。参加は事前に申し込みが必要。

　堀川周辺の円頓寺四間道、納屋橋、名古屋駅かいわいでの参加店での飲食や、「堀川水上バス」に乗船に利用できる「なごや堀川クーポン」も発行。カフェの手作りスイーツや、人気のパン店の菓子パン、ホテルのマフィン、ホルモン焼き店ではビール、ランチメニューに引き替えできる参加店も。1シート8枚つづりで、価格は1,000円。

　そのほか、東海エリアを中心としたクリエーターのブースが出店する「堀川ナヤマルシェ」や、堀川を臨みながら楽しめる「堀川水辺音楽祭」など。

　期間中、堀川かいわいでさまざまなイベントが展開される。物販や飲食ブースが並びライブなどのステージも開催するナイトマーケット「なやばし夜イチ」、本のイベントブックマークナゴヤ関連企画として蒼崎直さんの作品「クロノズ漫画「怪奇！増殖する女」の原画展、来年100年の歴史を迎える納屋橋かいわいの歴史資産をめぐり、発見した歴史的な魅力や物語をまとめたマップ作りをする「納屋橋100年・歴史紐解（ひもと）きワークショップ」（申し込みは今月12日まで）など。

　各イベントの開催日や参加方法などはホームページで確認できる。今月31日まで。