名駅の映画館「ピカデリー2」(中村区名駅4)に7月6日、公開中の映画「タイヨウのうた」舞台挨拶で主演のYUIさんと監督の小泉徳宏さんが訪れた。
「タイヨウのうた」は6月17日より全国でロードショー上映中の作品で、太陽の光を浴びることのできない難病「色素性乾皮症(XP)」を抱えているため、歌うことでしか生きる実感を感じることができなかった少女、雨音薫(YUIさん)が、その恋人藤代孝治(塚本高史さん)を通じ、薫の家族との交流を描くラブストーリー。
当日同作上映後に行われた舞台挨拶には約200人が訪れ、雨音薫役を演じた歌手のYUIさんと映画初監督を務めた小泉徳宏さんが映画のみどころなどについて語った。
劇中歌「Good-Bye Days」の作詞・作曲も担当したYUIさんは、主役の薫と自身の共通点について「演技をするというよりは、『雨音薫』を生きたいと思いながら演じた。私も『薫』と同様、先に曲を作ってから歌詞を付ける。音楽が生きがいで生きる支えになっているところは共通している」と語り、また今回が女優初挑戦ということもあり「福岡出身なのでどうしてもなまりが出てしまい、名前などセリフのイントネーションに苦労した」などのエピソードも披露した。
同作のみどころについて、監督の小泉さんは「難病を抱えているが前向きに生きている『薫』を見て、映画を見に来た人にも前向きな気持ちになって劇場を後にしてほしい」と語り、一方YUIさんは、「見終わった後暖かい気持ちになれる映画なので、恋人や家族など大切な人と一緒に見てほしい」と語った。
同作は全国で50万人以上を動員しており、劇中歌の「Good-Bye days」はオリコンチャートでトップ3入りを記録した。7月14日からはTBS系列で沢尻エリカさん、山田孝之さん主演でドラマも放送予定。