サイレントコメディーデュオ「が~まるちょば」、名鉄ホールで公演へ

名鉄ホールで公演を行う「が~まるちょば」の2人

名鉄ホールで公演を行う「が~まるちょば」の2人

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 パントマイムを操る2人組「が~まるちょば」が11月16日~18日、名鉄ホール(名古屋市中村区名駅1)で「が~まるちょば サイレントコメディー JAPAN TOUR 2012」を上演する。公演に先立ち、名古屋で会見を開いた2人が舞台の見どころを語った。

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 「が~まるちょば」は赤色のモヒカンの「ケッチ!」と黄色のモヒカンの「HIRO-PON(ヒロポン)」によるサイレントコメディーデュオ。言葉や文化を越えたパフォーマンスで国内外から高く評価され、これまでに30カ国を超える国々で200以上の公演を行っている。

 同公演は、「が~まるSHOW」、短編ストーリーの「ショートスケッチ」、「長編ストーリー」の3部で構成。2人の代名詞ともいえる「が~まるSHOW」は、観客を巻き込んで作り上げるショー空間。「舞台だけど観客と一緒に空気や時間を作るライブの感覚。30分ほどの舞台だが、調子に乗ると長くやってしまう。見る側に回らずに、一緒に楽しんでもらいたい」と2人。

 今年のショートスケッチは、それぞれがソロ作品を披露するという。「2人の公演でソロを披露するのは2006年以来。互いにソロ時代の作品なので、そのころを思い出す」とケッチ!さん。HIRO-PONさんは「アイデアを一緒に磨く作品とは違い、それぞれの特徴、発想が突出して見える作品。違う意味でぶっ飛ばしている」と話す。

 長編ストーリーはウエスタン風。父の敵を探し求め西部をさまよう早撃ちガンマンの物語。過去に国内の数カ所で上演後、マレーシア、イギリスでロングラン公開された自信作だという。「僕らの作品の中では笑えるポイントが多く、コメディー要素の強い作品。初めての人にサイレントコメディーの世界を知ってもらうのにわかりやすい作品になっている。名古屋では上演したことが一度あるが、リニューアルして大きく変わっている。今回が一番わかりやすい作品になっているので、のめり込んで細かいギャグなどで笑っていただければ」とケッチ!さん。HIRO-PONさんは「海外などいろんなお客さんの前で、演じていく間に育っていった作品。ソロ時代のショートストーリーも含め、そのころのパッションや勢いが作品の中に根付いている」と話す。

 結成から14年。海外での成功やメディアへの出演で、活動の枠を広げ続けている2人。「多くの人にパントマイムの魅力を伝えること、可能性を広げていくことにも取り組みたい。パントマイムの映画化など、いろいろな計画を練っている」と今後について話す。「14年目の今年、原点回帰、再確認となる作品を演じる日が巡ってきたのは必然かも。いつまでも若手のつもりでやっているが、経験を経て僕らも作品も成長した。パントマイムの力を舞台で感じてもらえたら」と来場を呼び掛ける。

 開演は、16日=19時、17日=14時・18時、18日=14時。料金は5,000円(未就学児童は入場不可)。問い合わせはソーホー・ジャパン(TEL 052-243-1030)まで。

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