名古屋の大学生たちが運営するiPhone対応のフリーペーパーアプリ「mikke!」の第17号が1月1日より配信されている。
同アプリは、名城大学4年生の加藤匠さんを中心に名古屋の大学生たちが集まり、2011年8月に配信を始めたもの。名古屋のカフェや雑貨店などの店舗情報や、ファッションスナップなどを掲載し、毎月1回発行している。
「もともとフリーペーパーの制作に興味があった。発行当時、アプリ制作が流行したことから、フリーペーパーとアプリを組み合わせたら面白いのではと思ったのが発行のきっかけ」と加藤さん。アプリ制作の技術を持つ大学生を誘い、最初は男性3人で制作を始めた。現在は興味を持ったメンバーが集まり、20人のメンバーが記事部とデザイン部に分かれ制作している。
「楽しみながら作りたい」(加藤さん)と、各自が興味のあることを自由に取材し記事にするというスタイル。カフェなどの店舗情報は、取り上げたい駅周辺を巡り、店探しと取材交渉をするという。デザインにもこだわり、ユーザーからは「おしゃれ」という声も聞かれる。
現在は約3000人にダウンロードされ、ユーザーは名古屋と東京が半々。「東京の人々は、アプリ自体への関心が高い。『フリーペーパーなのにアプリ』という点に興味を持ち、ダウンロードする人が多いのでは」と分析する。
現在はiPhone、iPadのみに対応。「今後はその他のスマートフォンにも対応させたい。記事も名古屋だけでなく、市外の情報も発信していければ」。ダウンロードは無料。