ビアレストラン「キリンシティ」(東京都台東区)は4月24日、「キリンシティ センチュリー豊田ビル店」(名古屋市中村区名駅4、TEL 052-533-3731)をオープンした。
同レストランは「生産者の想いに『ひと手間』加えたおいしさをお届けするビアレストラン」をコンセプトに全国展開。「お客さまと従業員が日本で一番笑顔になるビアレストランを目指す」と同社の大木忠彦社長。「センチュリー豊田ビル店」の席数は102席(禁煙84席、喫煙18席)。テーブル席とカウンター席を設ける。JR名古屋駅から徒歩約5分で、地下街からもつながっている同ビルの地下1階に店を構える。
ドイツのビアホールを手本にした店で提供するたる生ビールは3回に分けて注ぐ「ご馳走ビール」。1回目は勢いよく注ぎ泡が収まるのを待ち、2回目はグラスの縁から注ぎ泡を1センチ程度持ち上げ、3回目で泡を高々と盛り上げて仕上げる。仕上げるのに4~5分かかるという。全6種類で、「キリンブラウマイスター」(530円)、「キンラガー」「一番搾りスタウト」「ハートランド」(以上500円)など。「マイルドな味に、喉ごしはグッとくる感じ。泡に香りの成分が凝縮されていて、ビールを飲む際に鼻に泡が近づくと香りを強く感じることができる」(同店スタッフ)。
シャリシャリした食感のビールでできた泡が特徴の「一番搾りフローズン生」は、中身のビールは「一番搾り」「一番搾りスタウト」「ハーフ&ハーフ」で、偶数日は「黒泡」、奇数日は「白泡」を設定し、組み合わせを楽しめる。価格は1パイント=900円、3分の2パイント=600円。そのほか、「20代、30代のビール離れを考え、新しいビールの飲み方を提案した」という、「一番搾りツートン 生」を提供。リキュールが注がれたビアグラスに専用の「ツートンメーカー」を置き、ビールを注いで作る、2層に分かれた見た目も面白いビアカクテル。「パイン」「トマト」「スタウト」の3種類。
フードメニューは、農家が「こだわって」生産した素材を使い店内の厨房(ちゅうぼう)で手作りする。「こがね鶏のチキンバスケット」(850円)、「山形県産 玉こんにゃくのアヒージョ」(580円)、「焼きソーセージ 盛り合わせ5種」(1,880円)、「5日間かけた自家製ザワークラウト」(480円)など。旬の食材を使った期間限定のメニューや、創業30年を記念して、復刻メニューも期間限定で販売する。
ランチタイム(11時30分~15時)は一番搾りスタウトを使った「黒ビールカリー」、赤ワイン仕込みの「赤ワインハヤシ」(サラダ付き、以上850円)、「カルボナーラスパゲティ」「ジェノバスパゲティ」(サラダ付き、以上830円)などの料理のほか、小さめのサイズで提供する「ランチビア」(220円)、「ランチワイン」(250円)を用意。
営業開始は11時30分~23時(日曜・祝日、連休最終日は22時まで)。