タレント事務所の巣山プロダクション(中村区椿町20、TEL 052-452-3111)所属の「国際児童劇団」は8月7日、中村文化小劇場(中村区中村町字茶ノ木25)で演劇「十五少年少女漂流記~2006夏・物語の海へ~」を上演する。
同劇団は、1960年同プロダクション設立当初から活動しており、同プロダクション所属の小学生~中学生の子役タレントで構成される劇団。毎年名古屋をはじめ全国でも公演を行っており、1997年には「国際少年児童文化芸術祭」に参加し、中国の上海市でも公演を行った。今回の公演は34回目。
今回の演目は、フランスの作家ジュール・ヴェルヌ原作の小説「十五少年漂流記」をベースに、舞台を現代に置き換え15人の少年少女が経験するひと夏の冒険を描いたもの。全ての子どもたちを対象にした内容にするため、少年だけでなく少女も登場させたという。
同プロダクションの箱山さんは、同演目を選んだ理由について「子どもたちを取り巻く環境がどんどん悪化している現代社会の中で、友情や愛情など本当に大切なものは何かを子どもたちに伝える演劇にしたかった。小説は120年前の作品だが、子どもたちの成長をテーマにしているので、設定を現代に置き換えても当てはまると思った」と話しており、出演する子役たちにも演劇を通して成長してほしいという。
上演は、15時からと18時30分からの2回。チケット料金は、一般=1,000円、中学生以下=500円。問い合わせは同プロダクションまで。