ジェイアール名古屋タカシマヤ(中村区名駅1)は7月31日、秋の改装計画を発表した。
2000年の開業以来、今年3月にはJRセントラルタワーズ51階に「パノラマサロン」をオープンするなど継続的に売り場のリニューアルを展開してきた同店だが、高層ビル建設ラッシュで名駅地区の注目度が高まっていることや、オフィスの増加を見込んで男女の会社員をターゲットに紳士フロアの全面改装や、コスメゾーンなどを充実させていく方針だという。
新規投入ブランドは、百貨店初4ブランド、名古屋初17ブランドを含む56ブランド。投資金額は約18億円で、初年度の年商は約25億円を見込んでいる。
3階の新ゾーンには8月30日、男女が一緒に買い物を楽しめる「デュオ・コート」がオープン。国内初となるインポート雑貨ショップ「バーバリー」をはじめ、バッグや靴など5ブランドを取り揃えるという。また、同階コスメゾーンのカウンターもリニューアルし、「ジルスチュアート」「ポーラ」など6ブランドを追加、婦人靴ゾーンには30代~40代の女性をターゲットに一流ブランド中心でセレクトした「インポートセレクト」や、名古屋百貨店初となる「Her’s(ハーズ)」をはじめ、「オゥ バニスター」など8ブランドが登場の予定。
7階のメンズフロアには、売り場の核となるブランド「ポール・スミスアティック」が登場。また「スタイリッシュカジュアルゾーン」を新設し、スポーツ系カジュアルブランドなど7ブランドを追加する一方で「メンズプレタポルテ」ゾーンも一新、「ギャルソンオムドゥ」「リチャードジェームス」など高級感のあるブランドを新規に投入。さらに8階にもメンズ売り場を拡大し、今後増加が予想される男性客の需要を見込む。また同7階には「メンズコスメティック」ゾーンを新設、「シセイドウメン」「クリニークフォーメン」など5ブランドが登場予定で、高まる男性の「美」に対するニーズにも応えていくという。
8月中旬頃から順次リニューアルオープンし、グランドオープンは9月13日を予定。