名古屋まつり協進会（中区三の丸3、名古屋市財政局内）は8月1日から、「名古屋まつり」で行われる市中パレード「郷土英傑行列」に登場する3英傑役の募集を開始した。

　「名古屋まつり」は、毎年秋に行われる恒例の祭りで、1955年から始まり今年で52回目。同祭のメーンとなるパレード「郷土英傑行列」では、愛知県とゆかりの深い戦国武将、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の3英傑でそれぞれ部隊を組み、戦国時代の仮装をした約700人を従え名古屋駅から栄、矢場町などまで大規模なパレードを行う。同協進会は、市民参加の祭りとしてより親しまれる行事にするため、1973年から毎年3英傑役を名古屋市民から募集している。

　応募資格は、名古屋市在住または在勤の25歳以上の男性で、織田信長役希望者は乗馬経験が必要。毎年3役合計で約80人の応募があり、昨年は50代～60代の男性が選ばれたが、過去に20代の人が選ばれたこともあるという。

　また今回は、NHK大河ドラマ「功名が辻」に合わせ、愛知県出身の武将、山内一豊とその妻千代役を、高知県在住・在勤者から特別に募集する。同祭担当者は、「愛知県出身という事もあり同2役の参加が実現した。名古屋以外の方が山内一豊と千代役として参加することで、他の地域の方が名古屋の街や『名古屋まつり』に関心を持つ良い機会になれば」と話している。

　申し込みには、所定の応募用紙が必要で、名古屋市役所や市民情報センターなどで配布しているほか、「名古屋まつりホームページ」からもダウンロードできる。募集期間は同31日まで。

　「名古屋まつり」は10月14日と15日に開催が予定されている。

名古屋まつりホームページ