地下鉄ホームに障壁画-本丸御殿の復元をPR

地下鉄桜通線名古屋駅ホーム内の障壁画「桜花雉子図」

地下鉄桜通線名古屋駅ホーム内の障壁画「桜花雉子図」

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 名古屋市交通局(中区三の丸3)は8月12日、市営地下鉄桜通線名古屋駅ホームの線路側広告板に名古屋城本丸御殿内の障壁画「桜花雉子図」を掲出している。

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 名古屋城本丸御殿は1945年、戦時中の空襲で焼失しただが、内部に飾られていた襖絵や天井板絵などの障壁画1,049面が焼失から逃れ、うち1,047面が国の重要文化財に指定されている。名古屋城築城400年にあたる2010年までに御殿復元を目指す活動に合わせ、現在約800点の障壁画復元模写作業が進められている。

 同局は、御殿復元に向けた募金活動PR支援のため、名古屋駅をはじめ地下鉄鶴舞線上前津駅、名城線市役所駅にそれぞれ4種類の障壁画広告用フィルムを貼り出した。広告料は、同局と御殿復元活動の管理を行う名古屋市市民経済局で折半するという。

 掲出ビジュアルは、表書院一之間に飾られていた障壁画「桜花雉子図」で、サイズは縦1メートル30センチ×横1メートル80センチ。障壁画は全て「狩野派」の絵師によるものだという。同局担当者は、「ポスターなどにもあまり使われていない障壁画の絵を掲出することで、本丸御殿復元に少しでも興味を持ってもらえれば」と話している。掲出期間は年内いっぱいを予定。

名古屋城本丸御殿ホームページ

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