JR名古屋駅地下1階の地下街「ファッションワン(名古屋中央地下通り)」(名古屋市中村区名駅1)の床面に敷き詰められたタイルの中に「ハート形」のタイルがある。
運営・管理は名古屋ステーション開発(中村区竹橋町)。1989年、地下鉄桜通線開通とともに新たなショッピングモールとして名古屋駅の地下に開業した同地下街。2010年7月にリニューアルし、美容系のテナントを集積させたエリア「ビューティーストリート」などを展開する。
床面は石畳のようなタイルで、地下街のビューティーストリートのテナント「アトリエはるか」前と、JR線・近鉄線、広小路口へ通じる階段前の2カ所で、偶然にできたと思われるハート形のタイルを見ることができる。同地下街のリニューアルの当時の担当者によると、「リニューアルでは床には手を加えておらず、開業当時のまま」だという。担当者のほか、同社社員でその存在に気付いている人はおらず、2カ所のハート形のタイルはひそかに足元で行き交う人を見守っている。