名駅西に「自衛隊広報ルーム」-制服の試着・撮影、模型、活動写真展示など

試着や記念撮影ができる、陸・海・空の制服

試着や記念撮影ができる、陸・海・空の制服

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 「自衛隊広報ROOM」(名古屋市中村区椿町21)が、名駅4丁目の地下街から名駅西に移転オープンして約3カ月がたった。

缶詰とレトルトパウチタイプの戦闘糧食

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 4月8日にオープンした同店。店舗面積は10坪。「えっ?!こんなところに自衛隊??(° °;)」をコンセプトに据え、大きなガラス張りの店舗内外には、「オープンカフェをイメージした」テーブルと椅子を配置する。

同広報スタッフによると、「若者が入りやすい、カフェのようなデザインに仕上げた」といい、コンセプト、店舗デザイン、看板制作など、若手の自衛隊員がほぼ1人で手掛けたという。

 店内には、陸・海・空の制服や迷彩服、パイロットスーツが展示され、試着して記念撮影もできる。また、男性・女性、子ども用のサイズもあり、ヘルメットや、旧パラシュートなど装備品小物も充実。撮影時は、陸・海・空のイメージの中から好みの背景画を選ぶことができる。

 戦闘機、護衛艦、戦車などの模型や、全長120センチの護衛艦のペーパークラフト作品、国内外での隊員の仕事や活動などの写真パネルも展示する。職務遂行上の功績や、経歴や補職を記念して制服に装着する「防衛記念章」や、航空自衛隊の部隊ワッペン、偵察用オートバイ、陸上自衛隊のラッパ、海上自衛隊のサイドパイプなど、普段ではなかなか近くで見られない物がずらりと並ぶ。

 このほか、戦闘機のペーパークラフト、陸・海・空をモチーフにしたお手製の「絵あわせパズル」、海上自衛隊・潜水艦部隊のカレーレシピなどを無料配布する。「永遠に未完成」といい、古くならないように新しく展示を常に変更し発展性を維持する。

 自衛官が実際に食べている、缶詰タイプの「戦闘糧食Ⅰ型(カンメシ)」(全17種類)と、レトルトパウチの「戦闘糧食Ⅱ型(コンバットレーション)」(全21種類)を展示(販売はしていない)。とり飯、五目飯、しいたけ飯、味付けハンバーグ、照り焼きチキン、ウインナーカレー、鶏肉野菜煮、まぐろ味付けなどの現物と、中身がわかる写真展示も。「学生のみ、アンケートにご協力くださった方には、自衛隊グッズも!?」とも。

 室内では、広報ルーム長のフレンドリーな対応で自衛隊ファンとの会話が弾んでいる。利用者は、自衛官志望者、現役自衛官のほか、若者、親子連れ、女性同士のグループ、観光客の姿もあるという。また、地元アイドルdelaのメンバーがオープン時に同施設を訪れたことを機に「今ではもう友だち(笑)」とルーム長。取材当日も、店舗前を通りかかったメンバーと手を触り合う場面も見られた。今後は、中村区のイベントなど地域活動にも参加していく予定だという。

 今月19日には、イベントを開催する。当日記念撮影した写真を缶バッジにする製作体験や、陸・海・空のオリジナル缶バッジを進呈するくじ引き、2万年前の南極の氷の展示など。開催時間は12時~18時。参加無料。

 問い合わせは、自衛隊愛知地方協力本部広報室(TEL 052-331-6266)。開館時間は、12時~19時。休館日は、水曜と第2・4・5土曜・日曜(8月1日からは、休館日を月曜・火曜に変更。祝日の場合は営業)。8月13日~15日はお盆休み。入場無料。

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