円頓寺商店街内の「ふれあい館えんどうじ」(名古屋市西区那古野1)付近で10月25日・26日、インコやブンチョウなど飼い鳥をモチーフにしたイベント「コトリまうんてん2014」が開催される。
同イベントは、神戸市内で小鳥をモチーフにしたカフェ「とりみカフェ ぽこの森」を経営する梅川さんを中心とする「日本鳥好きカフェ連合」が企画。これまでに、神戸をはじめ、横浜、姫路、小倉で関連イベントを行ってきた。「コトリまうんてん」のような大型イベントは名古屋だけの展開で、今回で3回目。「関西、関東からもちょうど中間にあるので参加しやすい」ことから名古屋で開いている。
「とにかく文鳥やインコなど『鳥』が大好きな方に、『鳥』の話題で盛り上がってほしい」と梅川さん。「たくさんの人が集まって楽しくにぎわっている様子を一般の方にも見ていただくことで、生きている鳥に負担をかけずに、鳥の良さを知ってもらいたい。鳥好きが増えてくれればうれしい」
昨年は、半日の統計で約700人が来場。好評だったことから今年は2日間開催する。前夜祭(25日)に、作家が手掛けた小鳥モチーフのグッズを中心に販売。本祭(26日)では、グッズ販売に加え、小鳥モチーフの食品販売のほか、小鳥をテーマにした曲のゲリラライブも。約55組の「小鳥が大好き」な作家が参加する。
今回は初めて、「鳥好き」のカフェ4店舗が手掛ける企画も展開。「ことりカフェ」(東京都)は「ふれあい館」隣の「喫茶まつば」を貸し切り、「鳥カフェメニュー」を販売する出張カフェを展開(26日のみ)。店内に12個のはと時計が掛かっている「カフェ・ロンドベル」(名古屋市西区)、ペンギンモチーフで装飾する「PGカフェ」(中区)も参加。
「とりみカフェ ぽこの森」(神戸)は「ふれあい館」で、定番の「インコアイス」を販売。インコアイス誕生について「愛猫家の笑い話として、おいしそうに猫缶を食べている猫を見て、『おいしいのかな?』と思わず猫缶を食べてしまったという話があるが、まさに鳥バージョン。おいしそうにエサを食べている鳥を見て、『考えてみたら、この子たちが食べているアワやヒエ、キビって体にいいしおいしい。アイスに混ぜたらおいしいに違いない』という発想で作ってみようと企画したのがきっかけ」(梅川さん)。組み合わせや配合比率を変え、鳥が食べているものを元にした具材をアイスに入れた。種類は「オカメインコ」「セキセイインコ」「ぶんちょ仕立てのフィンチ」(各300円)。
「もっとマニアックにこだわってほしい」という鳥マニアの声に応え、今年は、3つの新しいフレーバーも登場。「甘くさっぱりした味」という「ヨウム」、「バラの香りのするインコを、本当にバラとナッツを混ぜる事によってイメージし、それっぽいものを投入した」という「モモイロインコ」、「かみつかれたような上級者向けの味」という「コザクラインコ」。価格は各350円。購入客には、「掛けるとさらにインコ臭くなる」という「イン粉」を配布する(予定)。
開催時間は11時~18時。入場無料。