「緋牡丹博徒」初舞台化に竜小太郎一座-名鉄ホール

ポスターと同じポーズをとる「緋牡丹お竜」姿の竜小太郎さん

ポスターと同じポーズをとる「緋牡丹お竜」姿の竜小太郎さん

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 名鉄ホール(中村区名駅1、TEL 052-561-7755)は8月28日、同ホールで10月20日に上演する竜小太郎一座特別公演の記者発表を行った。

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 同公演は、大衆演劇を中心にテレビや舞台などで活躍する竜小太郎さんの一座による座長公演。竜小太郎さんは、大衆演劇場「大勝館」(東京都葛飾区)で行った座長公演が、4年連続で1カ月12,500人を動員し同劇場の最高動員数を記録するなど、中高年の女性を中心に人気を集めている。特に竜さんの女形には定評があり、ファンの間では「流し目のスナイパー」と呼ばれている。同ホールでは、1996年のかしまし娘公演「引っ越し芸者」、2002年の野川由美子公演「ちょっといい女」などに客演した経緯があり好評だったため、初の座長公演が実現した。

発表当日、竜さんは、第1部の演目「緋牡丹博徒より 緋牡丹慕情」で使用する白い着物を着用し、竜さんが演じる主人公「緋牡丹お竜」の姿で登場した。同公演は2部形式で、1部は藤純子さんの代表作映画「緋牡丹博徒」を初めて舞台化したもの、2部は歌謡舞踏ショー「艶くらべ」で、最短7秒での衣装替えや映像を使用して女形から男形への早変わりなど約30回の衣装替えのほか、バックミュージックにヒップホップやロックを使用した大立ち回りなども披露するという。

 第1部の演目について竜さんは、「女賭博師役は初めてで藤純子さんのイメージに忠実に演じたいと思い、何度も映画を観て声色や化粧の仕方、着物姿でのつぼ振り姿が様になるよう毎日鏡の前で研究している」と話し、稽古はこれから始まるという。また、名古屋での初座長公演について、「名古屋のお客は芝居に厳しい。期待を裏切らないよう竜小太郎なりの『透明感のある女形』を見せていきたい。今後も『緋牡丹お竜』でシリーズ化していけたら嬉しい」と意気込みを語った。

 同公演は1日2回公演で、チケット料金は4,000円。同ホールのほか東京と大阪でも上演を予定している。

名鉄ホール

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