シンメトリー作品を描くCGデザイナーが初の個展

ノリタケの森ギャラリーで開催中の「Blossom~私的シンメトリーの系譜~」展

ノリタケの森ギャラリーで開催中の「Blossom~私的シンメトリーの系譜~」展

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 ノリタケの森ギャラリー(西区則武新町3、TEL 052-562-9811)は9月5日から、「Blossom~私的シンメトリーの系譜~」を開催している。

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 大同工業大学(南区滝春町10)で助教授を務めるCGデザイナーの横山弥生さんは、武蔵野美術大学卒業後CGデザインに出会い作品制作を開始、1991年にはデジタル作家集団「Digital Image」を結成し東京、大阪で作品展を開催、アメリカなど海外でも活躍している。横山さんは、約10年かけて制作した作品の集大成として地元である名古屋で初個展を希望し、企画が実現した。

 横山さんの作品は、円形や球体など主にシンメトリー(対照性)な図形を2次元と3次元のCGでデザインしているのが特徴。出展作品数は、約120点。テーマは「Blossom」=開花で、「Crystal box」「Crystal flower」「Blossom」の3つのカテゴリーに分け、花や果実、宝石などをモチーフに幾何学的な模様を描き、「開花」のイメージを表現したという。作品は全て50センチ×150センチのプレートに3つの作品を縦に並べて印刷しており、横山さんは、「近未来的なアートの中に和の要素も感じてもらえるよう、着物の『反物』のようなイメージで見せたかった」と話している。

 横山さんは、「同じ名前の作品でも、2次元と3次元で描いたものでは全く印象が異なるものもある。シンメトリーな図形の美しさと面白さを感じてほしい」と話している。今後は、平面の作品だけでなく彫刻など立体的な作品にも挑戦していくという。

 開催時間は10時~18時、最終日は16時まで。入場無料。同10日まで。

ノリタケの森ギャラリー

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