名駅経済新聞の今年の上半期PV(ページビュー)ランキング1位には、「名鉄名古屋駅に『おつまみ』自販機 カキフライなど15種」が輝いた。
ランキングは今年1月1日から6月30日までに配信したヘッドラインニュースのPVを集計したもの。上位10位のランキングは次の通り(カッコ内は掲載日)。
1. 名鉄名古屋駅に「おつまみ」自販機 カキフライなど15種(6/15)
2. 名駅地下街に「世界で2番めにおいしい焼きたてメロンパンアイス」 愛知初出店(4/7)
3. 円頓寺の喫茶店「西アサヒ」が改装へ ゲストハウス備えインバウンドにも対応(1/13)
4. 名鉄百貨店が改装オープン カフェ併設「無印良品」、「ロフト」など(4/17)
5. 名古屋タカシマヤに「デリシャスコート」 「ギャレット ポップコーン ショップス」常設店など(4/1)
6. 名鉄百貨店「屋上ビアガーデン」営業開始 手羽先・みそ串カツなど「名古屋めし」提供(4/28)
7. 名古屋タカシマヤで「ぐりとぐら展」 「絵本の中に入り込む」仕掛けも(2/21)
8. 名鉄百貨店が改装グランドオープンへ 「無印良品」のカフェ、ロフトなど導入(3/24)
9. 地下街テルミナが名称変更 7月17日から「ゲートウォーク」へ(5/23)
10. 伏見地下街でワイン100種、試飲イベント 名駅のワインショップ社長が企画(2/24)
掲載から約2週間でトップに上り詰めた1位の記事は、名鉄名古屋駅ホームに設置されている自動販売機を報じたもの。一般的な飲料を販売するのではなく、テーマを持って商品を入れ替える企画物の自販機。これまでにも、「ご当地サイダー」「ご当地キャラメル」「カットフルーツ」を販売するなど、ユニークさに注目が集まった。
4位、8位は名鉄百貨店本店の取り組み、5位はジェイアール名古屋タカシマヤの改装に関する記事が入り、名駅かいわいの新しいスポットが注目を集めた。このほか、9位にランクインした地下街テルミナの名称変更、11位のJPタワー名古屋の商業施設「KITTE名古屋」など、現在着々と進む名駅再開発関連の動向にも高い関心が集まっている。
新しい大型ビルの建設が目立つ一方、空きビル、空き店舗を活用した新しい取り組みも話題となった。3位の老舗喫茶店を改装したカフェレストラン兼ゲストハウス「西アサヒ」は、1月に報じた記事だが、4月のオープン以降は名物の「たまごサンド」を目がけ行列を作るなど人気を集め、ネットでの検索結果にも上がるなど読者の関心の高さが見受けられた。6月に名駅西側にオープンしたカフェバー・ホステル「グローカル名古屋」を最初に報じた記事は13位に上り詰めた。国内外から名古屋を訪れる観光客と地元とのコミュニケーションや、街の活性化を軸にした取り組みに、多くの期待が寄せられている。そのほか、10位にランクインしたワインショップ社長が初めて企画したワイン試飲イベントなど、オリジナルの企画にも注目が注がれた。
名駅かいわいの街の動きが見とれるような結果になった上半期。新ビル、新スポットのオープンに向けますます人の出入りが増すことが予想される。名古屋のインバウンド観光や、ゲストハウスのような交流できる宿泊施設などに注力し取り組む人も増えてきた。今後も名古屋の玄関口・名駅エリアを支え、活性化させる動きや人に注目していきたい。