LVMHウォッチ・ジュエリージャパン(本社=東京都)は9月13日、名古屋市内のホテルで名駅地区に建設中の高層ビル「ミッドランドスクエア」1階に来春オープン予定のハイジュエリーショップ「ショーメ名古屋直営店」の記者発表を行った。
「ショーメ」は、1780年フランスで創立し皇帝ナポレオンも愛用したブランドで、1999年LVMHグループの傘下に入り海外への進出を加速、世界に販売拠点300カ所と直営店45店舗、日本では旗艦店を含む直営店4店舗と百貨店内に20店舗を展開している。
名古屋では、三越名古屋栄店(中区栄3)の1店舗のみで、新店舗は国内で3店舗目となり中部地区最大規模の旗艦店となる予定。売り場面積は27坪。ファサードには、同ブランドのメーンカラー「ブルー」を採用し、店舗デザインはフランスのデザイナーが担当する。販売アイテムは、最新コレクション「アトラップ・モア」シリーズのジュエリーをはじめ、メンズ感覚の「ダンディウォッチ」シリーズなどの時計や、ブライダル関連商品など。同店のみの限定商品の販売も検討しているという。
会見にはショーメ・パリ社長のティエリー・フリッチさんと、LVMHウォッチ・ジュエリージャパン、ショーメディヴィジョン取締役ジェネラルマネージャーの高木恒雄さんが出席。フリッチ社長は、「名古屋はブランドの歴史を理解できる人が多く、クリエーティブで完成度の高い街だと感じる。東京、大阪に次ぐ旗艦店出店は名古屋しかないと考えていた。名古屋の中心部に建つ最大級のビル内という立地条件も最適だったため、出店を決めた」と話しており、また「日本では30歳以下のお客が特に多い。海外展開を拡大する上でも最大のマーケットである日本で、ハイジュエリーブランドのイメージを確立させていきたい」と話していた。
オープンは2007年3月の予定。