ウェスティンナゴヤキャッスル(名古屋市西区樋の口町3)で2月20日・21日、ホテルの客室をギャラリーにしたアートフェア「ART NAGOYA 2016」が開催される。
2011年8月に始まり、毎年夏に開かれてきた同イベント。「開催5年目を一つの区切りにステップアップする気持ちと、国内において1年で1番早いアートフェアに」(同実行委員会担当者)という気持ちで、開催時期を夏から初春に移動した。目標動員数は2000人。
会場は同ホテル9階フロアで、25室を使った25ギャラリーが登場。出展者は、名古屋、愛知、岐阜、三重、東京、大阪など国内のほか、韓国からの参加もある。今年8月11日から開催のあいちトリエンナーレ2016のPRルームも置く。
「会館やホールなどのフェアのように超大型の作品展示はできないが、部屋に納まる作品をテーブルやソファ、ベッドなどがある自宅と同じような雰囲気の中、作品を見ることができるのが魅力」(同)だという。
出展するギャラリーと作家が展示方法を決めるという見せ方はユニークで、これまでに、客室の窓から見える名古屋城を借景に取り込んだ作品や、バスタブにゆったり使っているようなもの、ベッドの上で風船と戯れる映像に合わせて実際のベッドに風船を展示したものなどがあった。
開催時間は、20日=11時~19時、21日=11時~18時。入場料は1,000円(1日間有効、ホテル内の飲食割引が付く)。