日本郵便と名工建設は3月16日、昨年年11月に完工した「JPタワー名古屋」(名古屋市中村区名駅1)内に6月開業予定の商業施設「KITTE名古屋」の出店ラインアップを発表した。
商業施設初出店の岡崎市のイタリア料理店「ヴィーノ アンド リストランテ コネッサ」
「JPタワー名古屋」の地下1階~3階に位置する同施設には、物販と飲食36店舗が出店する。コミュニケーションコンセプトは「Nagoya+」とし、「名古屋圏と全国をつなぎ、新しい時代の『名古屋らしさ』を創造・発信する施設」を目指すという。名古屋らしい食文化や慣習、ものづくり文化の発信を通じて名古屋の魅力を伝えるほか、名古屋初出店や新業態を含む店舗が出店し、にぎわいを創出する。
開業日は6月17日で、同日27店舗が開業(1階の6店舗は2017年4月開業予定)。うち名古屋初出店が17店舗、東海エリア初が14店舗、6店舗の新業態が登場する。
地下1階の11店舗が並ぶゾーン「BIMI yokocho(びみよこちょう)」には、和洋中の飲食店が出店。創業50年余りの「あんかけスパゲッティ」店の「スパゲッティハウス ヨコイ」が約40年ぶりに直営店をオープンするほか、名古屋の老舗洋食店「マ・メゾン」は新業態「揚げバル マ・メゾン」を出店、南インドのカレーと伝統料理の専門店「エリックサウス」は東海エリア初出店。
同施設の玄関口でアトリウムやバスターミナルを備える1階は、フランス菓子などを扱う「ラ メゾン ジュヴォー」が東海エリア初出店。コンビニ、スターバックスコーヒーなどが出店するほか、昨年12月7日から名古屋中央郵便局とゆうちょ銀行が営業している。
JR名古屋駅と歩行者通路で直結する2階には物販5店舗、飲食3店舗を設置。木工デザイン雑貨店、タオル専門店、時計店、リーズナブルにフグ料理を楽しめる居酒屋「魚河岸酒場 ふく浜金」など。そのほか40席のイートインコーナーを備えた「JPローソン」も出店。
3階は接待や祝い事の席などに利用できる飲食店3店舗が出店。岡崎市に1号店を構え、商業施設初出店のイタリア料理店「ヴィーノ アンド リストランテ コネッサ」、「日本人による日本人のための中国料理」を提供する創業55年の中華料理店「東天紅」、和食店「えび・蟹・まぐろ・旬料理 甲羅」。