名駅の超高層ビル「ミッドランドスクエア」(以下MLS)のオフィス棟完成で10月3日、同ビル5階「ミッドランドホール」で竣工式が行われた。
当日10時30分から神官による竣工式神事が、続いて11時から直会が行われ同ビル事業者の東和不動産神尾隆社長をはじめ、来賓代表として愛知県から神田真秋知事や名古屋市から松原武久市長らも出席し挨拶を行った。
東和不動産の神尾社長は、「このビルが日本全国や世界に向けビジネス、商業、文化、情報の国際交流の場として新たな歴史を生むことができればと思う」と話し、愛知県の神田知事は、「中部国際空港の開港や昨年の愛知万博の成功など、愛知県は今全国の中でも大変元気であると高く評価されている。MLSは、全国から脚光を浴びる愛知のランドマークとして国際交流都市にふさわしいビルになってほしい」と挨拶した。
また、名古屋市の松原市長は、「2004年の1月から着工して2年半、毎日少しずつビルが高くなっていく様子を見守っていた。高層階からの名古屋城の眺めは、1番素晴らしい。今後は栄地区と名古屋城、MLSが名古屋の代表として切磋琢磨し国際交流都市の拠点となっていきたい」と、名古屋市の発展に向け期待の言葉を述べた。
式終了後は、44階のスカイプロムナードへ移動し、東和不動産神尾社長、トヨタ自動車渡辺社長、毎日新聞社北村社長の事業者3人による記念撮影が行われ、44~46階のスカイプロムナード、12階のオフィス部分、5階にオープンした「ミッドランドホ―ル」、1階ロビーとシャトルエレベーターなどが報道陣に公開された。
オフィス棟には、10月から来年2月にかけて順次企業が入居を予定している。