愛知県のプロスポーツチームの名古屋グランパス(サッカー)、名古屋オーシャンズ(フットサル)、三遠ネオフェニックス(バスケット)に所属する5選手が7月28日、名古屋第一赤十字病院(名古屋市中村区道下町3)の小児病棟を慰問した。
3チームは日本赤十字社愛知県支部とパートナーシップ協定を締結し、県内におけるスポーツを通じた社会貢献事業の推進に協力している。今回は初めてとなる3チーム合同の慰問。グランパスの松本孝平選手、オーシャンズの篠田龍馬選手、八木聖人選手、ネオフェニックスの鈴木達也選手、岡田慎吾選手が同病院を訪れた。
5人は子どもたちと話をしたり、グッズを手渡したりしながら、一つひとつの病室を訪問。その後、食堂に集まった子どもたちに、それぞれのチームの紹介や自身の子ども時代の話などをして、時間を過ごした。
松本選手は「グランパスは全員一丸となって練習し、J1に戻れるように頑張っている。僕は今年からプロサッカー選手になったが、小学生の時には小児病棟に入院してサッカーができない時期があった。みんなも早く元気になって、自分のやりたいことができるように頑張ってほしい」と子どもたちを応援した。
篠田選手は「オーシャンズは昨シーズン、連覇していたタイトルを逃してしまい、一からのスタート。みんなが早く治して、僕たちの頑張っている試合を見に来てもらえたら、うれしい」と呼び掛けた。八木選手は「サッカーやフットサルをやっている子もいると聞いている。元気になって、将来はオーシャンズの選手になってもらいたい」と言葉を送った。
岡田選手は「ネオフェニックスは公式戦開幕に向け、新チームが始動したところ。元気になったみんなに、試合を見に来てもらいたい」と笑顔。鈴木選手は「僕たちのチームのモットーは『全心全力』。全てのことに心を込めて、全力でやろうという言葉。今は試合に向け、厳しい練習を重ねている。みんなも一緒に頑張っていこう」と呼び掛けた。
子どもたちは慰問のお礼に手作りのメダルを制作。選手たちにしゃがんでもらい、一人ずつメダルを首に掛けた。頭の大きなグランパスくんは、なかなかメダルを掛けることができず、食堂は子どもたちの笑いに包まれた。来週に誕生日を迎える松本選手には、バースデーケーキも贈られた。
選手たちは子どもたちと記念写真を撮影し、笑顔で病院を後にした。