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名駅に小学校テーマの居酒屋 客席は学校の机と椅子、給食メニューも

小学校をテーマにした居酒屋「個室家座香屋 6年4組 名古屋名駅分校」店内の様子

小学校をテーマにした居酒屋「個室家座香屋 6年4組 名古屋名駅分校」店内の様子

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 那古野交差点近くに3月1日、小学校をテーマにした居酒屋「個室家座香屋(いざかや) 6年4組 名古屋名駅分校」(名古屋市西区名駅3、TEL 052-581-0604)が「開校」した。

給食のあげパンや実験のように混ぜ合わせて作るカクテル

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 店舗入り口で「生徒さんご来校です」と出迎えられ、靴箱に履物を入れると「先生」に扮(ふん)したスタッフから「整列して小さく前ならえ」と号令がかかり入店するシステム。昭和の時代の学校をモチーフにした店内は、黒板や大きな分度器、「スタッフが子どもの頃に実際に描いた」という絵や習字の作品、写真撮影も楽しめるようにランドセルや黄色い通学帽、赤白帽などを設置し演出する。

 席数は全110席。部屋は、音楽室、保健室、職員室、校長室などテーマを表現した9つの個室と、30~40人収容できる「教室」の部屋「6年4組」を設ける。客席は学校の机と椅子を使い、校長室の個室にはソファ席を設けた。

 大阪や東京で展開しているが名古屋への出店は初。運営する阪神食品(大阪市)の檜谷進社長によると、若い女性が多く全体の約7割を占めているという。「大阪、東京にはあるが、『名古屋が元気』と聞いていて出店を考えていた。真ん中の名古屋は大切。メジャーなブランドになりたい」と意気込みを見せる。

 メニューは給食や学校をイメージする料理のほか、ユーモアのある内容やネーミングの居酒屋メニューを用意。注射器の容器にドレッシングが入った「保健の先生のシーザーズサラダ~注射器添え~痛かった?」(626円)、「あの頃の鯨カツ」(842円)、砂糖、きなこ、黒糖などの味を用意した「給食のあげパン」(302円)、「ソフト麺」(ミートソース410円、カレー518円)、「わかめごはん」(324円)、「枝豆つかみどり」(324円)、「森×バター+343(さしみ)=アボカドお刺身」(432円)、注文して出てくるまでのお楽しみだという「給食おじさんの今日の一品」(518円)など。「鉄板ナポリタン」(626円)、「味噌(みそ)カツ」(518円)、「しゃちほこえびふりゃー タワー」(971円)などの名古屋めしも用意。

 ドリンクメニューは、試験管やフラスコに入れたリキュールやジュースを自分で実験のように混ぜ合わせて作るカクテル「理科のお勉強」(約2人分、1,058円)、メスシリンダーをグラス代わりにした「メスシリンダービアカクテル」(594円)などユニークなもののほか、「サッポロ黒ラベル 樽(たる)生」(594円)、サワー(432円)、カクテル(540円)など一般的なメニューもある。

 利用時間(基本的に2時間制)中食べ放題(ラストオーダーまで)の駄菓子コーナーを用意。540円で持ち帰り用の詰め合わせもできる。チャージ(540円、10歳未満は216円)と、1人につき1ドリンクと2品以上のオーダーが必要。

 営業時間は17時~23時30分。

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