ジェイアール名古屋タカシマヤ(名古屋市中村区名駅1)で5月9日、カゴメ(本社=中区)とのコラボレーション企画「トマトパーティー!」が始まった。今回で3回目。
今回は今年でカゴメが120周年を迎えることをきっかけに、原点であるトマトに焦点を当てた内容。同社の歴史を紹介する企画も盛り込み、昨年に比べボリュームアップしたという。
地下1階に期間限定ショップ「カゴメマルシェ」を設け、さまざまな種類の生鮮トマトのほか、トマトジュースやフルーツジュース、調理ソースなどのカゴメ商品を販売。歴代の商品パッケージデザインやパネルでカゴメの歴史も紹介する。同社のスムージードリンク「GREENS」を使ったフローズンドリンクを提供するスムージーバーも登場。「グリーン」「ピーチザクロ」など4種類で価格は1杯380円。グラノーラやドライフルーツなどが無料(スプーン1杯分)でトッピングできる。
「カゴメマルシェ」の一角では、カゴメのトマトジュースが出る蛇口も設置し無料で試飲できる。提供時間は期間中の10時~13時、15時~18時。
併せて、名古屋タカシマヤに出店する店舗が、総菜、パン、菓子など、トマトを使った58アイテムを販売。地下1・2階の食料品フロア、1階北ブロックの「デリシャスコート」、各階の喫茶店で展開する。
老舗の「料亭つたも」が作る「たっぷり野菜と焼とまとのバーガー風」(702円)は、焼きトマトを載せたトマトバーグでトマトケチャップが入ったすき焼き風味のソースゼリーを合わせた。「みそかつ 矢場とん」はトマトの品種「ちいさなももこ」を使った「ちいさなももこの肉巻き」(162円)、トマトパウダーを練り込んだ生地の「チーズ入りトマト肉まん」(パオ パオ、270円、各日50個限定)、「うなトマチーズ春巻き」(しら河、648円)など。
一晩蜜に漬けたミニトマトと餡(あん)あんの相性が楽しめる「トマト大福」(納屋橋饅頭万松庵、270円、同30個限定)、日本酒に漬けたトマトを浮かべた「トマトの生水羊羹(ようかん)」(菓匠 花桔梗、432円、同20個限定)、トマトのマカロン「トロワマカロン」(カフェ タナカ、3個入り918円、300パック限定)、「トマトのどら焼き」(菊里松月、270円)などのスイーツも。
初日に駆け付けたカゴメの寺田直行社長は「東海エリアの野菜不足の改善という共通のテーマで2016年に始まったコラボ企画。さまざまなバリエーションで、サラダだけではないトマトの新しい魅力を体験していただければ」と来店を呼び掛ける。ジェイアール東海髙島屋の山田正男社長は「過去2回とも好評だった。地域の皆さまに新しい商品で豊かで楽しい食生活の提案できれば」と話す。
営業時間は10時~20時。今月22日まで。