中小企業基盤整備機構中部支部(中区錦2)は12月5日と6日、名古屋国際センター(西区那古野1)で中小企業の新事業支援を推進する「中部・北陸新連携フォーラムin名古屋2006」を開催する。
「新連携」(正式名称=異分野連携新事業分野開拓)とは、「コア企業」となる中小企業と異分野の中小企業2社以上が連携し、大学の研究機関やNPO法人などの協力を得て、互いの経営資源を有効に活用することにより、新製品・新サービスの開発・提供を行い、新たな事業分野を開拓しようというもの。昨年4月に制定・施行された新連携支援制度は「中小企業の新たな事業活動の促進に関する法律(中小企業新事業活動促進法)」に基づき実施されている。
今年11月までに全国で認定された新連携事業計画は、約250件。同フォーラムには、中部・北陸地域で認定された38事業のうち「電子制御ディーゼルエンジン再利用促進事業」や「フォークリフト用廃タイヤの再生事業」など17事業が出展。新連携事業の認定事例説明や個別相談コーナーのほか、「中部新連携支援戦略会議」委員長を務める中京大学学長の小川英次さんの講演や、名古屋大学大学院助教授の山田基成さんらのパネルディスカッションも開催予定。
同支部の担当者は「多くの企業に『新連携』の仕組みを理解してもらい、新規事業に役立てて欲しい」と話している。
開催時間は、12月5日が13時~17時まで、同6日が10時~15時30分まで。参加無料。