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名駅で「鉄道の未来展」 「N700S」先頭実物、リニア浮上走行する巨大ジオラマなど

巨大ジオラマ内を浮上走行するスケール速度600キロの「Nゲージ」リニア

巨大ジオラマ内を浮上走行するスケール速度600キロの「Nゲージ」リニア

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 新型新幹線「N700S」の先頭構体実物やリニアが走る巨大ジオラマを展示する「鉄道の未来展」が8月12日、ジェイアール名古屋タカシマヤ(名古屋市中村区名駅1)で始まった。

塗装前のN700Sの先頭構体実物

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 同店開業20周年記念企画。初日から親子連れの姿も多く見られた。

 N700Sの先頭構体実物は日本車両で作られた塗装前のものを前日に会場に搬入。高さ約2メートル、長さ約6メートルで、半側面を展示。多くの人が記念に写真に収めていた。N700Sのグリーン車の実物の展示コーナーでは実際に座り心地を体感できるほか、N700Sが桜や青葉、紅葉、雪、星空の中を駆け抜けるような映像をプロジェクションマッピングで楽しめるコーナーなども設ける。

 巨大ジオラマの大きさは5メートル×3メートルで、ジオラマの中を10両編成の「Nゲージ」のリニア2本が浮上走行する。スケール速度は600キロ。ジオラマは、都心のビル群や車や自転車に乗った人が走る道路、海やビーチで遊ぶ人々、大人数で盛り上がる野外ライブ会場、家畜が放たれる草原や山など、実物の約150分の1のサイズの人や動物の模型、約2万体を並べる。スピードの早いNゲージのリニアと細かい芸のジオラマに、来場者は見入っていた。

 そのほか、新幹線0系、100系、N700S、ドクターイエローなどの模型やパネルなどを展示し、新幹線の歴史を感じることができる。2022年度にデビューする、ハイブリッド方式では国内初の時速120キロメートルで営業運転を目指す新型特急「HC85系」をパネルや着席体験できる座席で紹介する。

 物販を行う特設ショップも用意し、歴代新幹線などの模型やグッズ、磁力浮上する「銀河鉄道999」のフローティングモデル(6,578円、999個限定)などを販売。

 会場では来場者のマスク着用を求めるほか、混雑時の入場制限、座席体験などでは細めな座席の消毒、入場チケットは来場者自身で半券をもぎ取るなど、感染防止対策を講じる。

 開催時間は10時~20時。入場料は大人800円、大学・高校生600円、中学生以下無料。今月24日まで。

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