日本女子サッカーリーグは12月21日、2021年シーズンの「なでしこリーグ」概要を発表した。今季、「なでしこチャレンジリーグ」4位の「NGUラブリッジ名古屋」(以下、ラブリッジ)が、来季、なでしこリーグ1部へ参入することに決まった。
2021年9月に日本初の女子プロリーグ「WEリーグ」が誕生予定で、今季、なでしこリーグ1部に所属していたクラブの多くが「WEリーグ」に参入することを受け、アマチュアの最高峰リーグ「なでしこリーグ」も再編する。1部は2チーム増の12クラブ、2部は2チーム減の8クラブ、全20チームで構成され、3部に相当する「チャレンジリーグ」は廃止する。
1部・2部のリーグ分けは、今季の順位とリーグ加盟基準を加味して決定された。
今季のチャレンジリーグEASTで2位になったラブリッジは、WEST2位の「スペランツァ大阪高槻」と事実上の参入決定戦となる3位決定戦を戦った。12月12日に開かれたアウェーでの第1戦は0-0で引き分け、今月19日に豊田市運動公園球技場で行われた第2戦は延長の末に0-1で敗れて4位に終わったが、今季2部の「バニーズ京都」が経営難でリーグ加盟基準を満たさないことから、来季は「バニーズ群馬FCホワイトスター」として2部に所属することが決まったため、ラブリッジは念願の1部昇格を果たした。
将来的な「WEリーグ」参戦を見据え、運営法人をNPO法人から株式会社に移管することも承認された。現NPO法人理事長である堀田崇さんが株式会社の社長を務める。
プレナスなでしこリーグ1部は2021年3月27日に開幕し、10月22日に閉幕予定。ホーム&アウェー方式による2回戦総当りで全22節132試合が行われる。