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名古屋マリオットに「雛のつるし飾り」1万個 アマビエモチーフのケーキも

名古屋マリオットアソシアホテル15階のロビーに展示されている「雛のつるし飾り」全景

名古屋マリオットアソシアホテル15階のロビーに展示されている「雛のつるし飾り」全景

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 「雛(ひな)のつるし飾り」が現在、名古屋マリオットアソシアホテル(名古屋市中村区名駅1)15階のロビーに展示されている。

新作の鶴・亀モチーフの飾り

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 今回で12回目の恒例企画。「雛のつるし飾り」は初節句を迎える娘が健やかに成長し、良縁に恵まれることを願う江戸時代後期発祥の伝統文化工芸品。段飾りと一緒に飾られている。

 展示するつるし飾りは、愛知県大治町文化協会「雅(みやび)の会」のメンバー57人が手作りした。材料には着物の端切れなどを使う。

 つるし飾りの大きさは、高さ3.8メートル、直径5.2メートル。段飾りを囲うように、約1万個の飾りを回廊型の枠組みにつるして展示する。上部には折り鶴柄の着物の生地をつけて演出した。同ホテル広報の横田友美さんは「今年は飾りが風に吹かれて揺らぐ様子を楽しめるように、演出はシンプルにした」と話す。

 飾りは60種類以上。モチーフは、女性の守神の「ほおずき」、福や不苦労の意にかけて「ふくろう」、寝るこは育つという言い伝えにかけて「枕」、子だくさんの「うさぎ」、今年の干支の「トラ」など。昨年の新作のアマビエをモチーフにした飾りも引き続き展示。今年の新作は長寿を願う「鶴」と「亀」の飾りで、正面に展示した。そのほか開催12回目に掛けて、同ホテルのロゴマークの大小12個のチャームも忍ばせた。横田さんは「手作りが故の表情の違いや、かわいいモチーフの飾り、ロゴマークの飾りを探しながら楽しんでもらえれば」と呼び掛ける。

 「雛のつるし飾り」横には、大治町無形文化財の「神楽太鼓・嫁獅子」に使われる大治太鼓も展示。紹介パネルには動画が見られるQRコードも設置する。

 同階のロビーラウンジ「シーナリー」では昨年に引き続き、アマビエモチーフのケーキ「プリエール~祈り~」(840円)を販売する。岐阜県産イチゴを使ったイチゴ大福をイチゴクリームでモンブラン仕立てにし、アマビエを表現したマカロンを添える。

 18階の日本料理店「京都 つる家」では、同店の京都本店で飾られているひな飾りを特別に客室に展示する。今年初めて提供する「ひな祭り会席」(ランチコース=1万円、ディナーコース=1万5,500円、記念写真付き)では、3色のひし餅をモチーフにしたしんじょなど春らしい料理を楽しんでもらう。ひな飾りを飾る個室は昼・夜各1組(4人以上)限定で予約できる。個室が使われていない場合はひな飾りの見学もできる。

 「雛のつるし飾り」の展示およびアマビエモチーフのケーキとひな祭り会席の販売は3月3日まで。

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