名駅「ミッドランドスクエア」(以下「MLS」)1階ファサード前通路で2月11日、一般市民参加によるイベント「フェスタ・ディ・フィオーレ・ナゴヤ~ミッドランドスクエア・インフィオラータ~」が開催された。
「インフィオラータ」はイタリア語で「花のじゅうたん」を意味し、花びらと砂を使用して地面に巨大な絵を描くイタリアの伝統的な祭事。日本各地でも2001年から開催されており、3月6日にグランドオープンする「MLS」商業棟プレオープンイベントとして、名古屋で初開催された。
当日は、一般公募による小学生以下の市民、六反小学校、那古野小学校など近隣5つの小中学校生徒、「MLS」勤務者と家族ら合計185人が参加、色とりどりの砂とインドから直輸入したバラの花5万本を使用し、同ビル前9カ所で花絵を製作した。
花絵のデザインはイタリア「インフィオラータ」のトップアーティスト、アントワーヌ・チェザローニさんが担当、絵のテーマ「LOVE&EARTH」をもとに「MLS」や金のシャチホコ、トヨタ製の自動車など名古屋を象徴するモチーフをデザインの一部に取り入れたものも。当日はアントワーヌさんも来場し、子どもたちとコミュニケーションを交わしながら製作を指導する様子も見られた。
六反小学校から参加した6年生の男子児童は「風が強くて花や砂が飛びそうになったり、細かい部分を製作するのが難しかった。いろいろな人に見てもらえて楽しかった」と感想を披露。「MLS」管理者は「一般市民参加のイベントで、オープン前からMLSに親しみを持ってもらえればうれしい」と話していた。
製作された花絵は、毎日メンテナンスを行いながら2月18日まで展示の予定。