読み終えた本を集めたフリースペース「本の森」エリアが7月20日、ジェイアール名古屋タカシマヤ(名古屋市中村区名駅1)10階に期間限定で設置される。
夏休み企画で行われる使用済みの米袋でエコバックを作る体験のイメージ
遊びながら「SDGs」を学ぶ子ども向けイベント「夏休みキッズカレッジ」の一環。
「本の森」は、社会貢献活動として本を次の世代へ引き継いでいくことを目的にした同店オリジナル企画。会場には、一般図書、児童図書、絵本、漫画、雑誌、参考書、辞書など、館内従業員から集めた「読み終えた本」を並べる。同店広報担当者によると、協力した従業員からは「ありそうでなかった企画で面白い」「子どもが大きくなり役目を終えた絵本などが次の人の役に立つと思うとうれしい」「コロナ禍で、自宅でできる趣味として読書を始めたので、休憩中に立ち寄りたい」などの声が寄せられたという。
子どものほか大人も自由に本を読むことができ、気に入った本はそのまま持ち帰ることができる(冊数制限を設ける場合あり)。会期終了後に残った本は県内図書館に寄贈する予定。開催時間は10時~20時(最終日は17時まで)。今月25日まで。
このほか、「夏休みキッズカレッジ」では小学生を対象にワークショップも開く。ロスフラワーを使って作る「ハーバリウム作り」(参加費=1,501円)、不要になった家具の木片を使いモザイク状のアートを形作る「廃材から作るアートパネル」(同=1,980円)、使用済みの米袋でエコバッグを作る体験(同=501円)、期間中出店する福祉手織り工房「ひょうたんカフェ」で体験できる足踏み式織機を使ったティーマット作り(同=990円)、愛知総合工科高校の生徒による「先生は『高校生』電気を実際に見てみよう!」(参加無料)など。各種ワークショップは事前予約制。電話(販売促進部催企画グループ、TEL 052-566-8816)で受け付ける。
1階の出入り口近くの正面ステージでは、水族館や恐竜などをテーマにした背景に合わせて子どもが描いた動物などの絵をスキャナーで取り込み、モニター上に映し出す、デジタル装飾も行う。小学生以下対象で、参加者は専用スペースで絵を描くことができる(各日10時~16時)。8月2日まで。