海外・国内リゾート挙式のプロデュースなどを手がけるワタベウェディング(本社=京都府京都市)は2月14日、総合ウエディングショップ「ワタベウェディング名駅店」(名古屋市中村区名駅4、TEL 052-571-4111)をオープンした。
同社は、中部国際空港セントレアの開港以来、高まる海外挙式ニーズに対応するため2006年8月に「名古屋グランドプラザ」(中区錦1)を全面改装し、同年12月に「名古屋栄店」(東区東桜1)をリニューアルした。名駅地区に出店した経緯について、同社の山本本部長は「東海道新幹線や名鉄、近鉄、JRなどの駅が集約して交通の便が良いことや、駅周辺の高層ビル建設、再開発事業により集客力が見込めるエリアとして、以前から名駅地区で路面店を出店できる場所を探していた」と話しており、地元客に加え岐阜、三重などに住む近郊都市の顧客需要も見込む。
延床面積は約220平方メートル。挙式・旅行相談カウンターは4席。内装は、既存の店舗と同様ダークブラウン、オフホワイト、ビターオレンジを基調とした。常時70着~100着のドレスがそろう衣装試着室には、衣装を着たまま移動して全身をチェックできるキャットウォークを設け、挙式を挙げる女性の目線に合わせた店舗づくりを心掛けたという。また同店では、20代後半~30代以降の顧客ニーズが特に高いヨーロッパ挙式に特化し、専門知識を持つスタッフが挙式から旅行の手配、観光地紹介などのサポートを行う。
同社の調査によると、ヨーロッパ挙式の一番人気はパリで、同社の拠点があるパリ、フィレンツェ、ロンドンの現地スタッフと連携を取りながら、顧客ニーズに応えるという。同店の長澤店長は「他店と比べ小規模な店舗だが、顧客に対しスタッフ全員できめ細やかなサービス提供し、他店との差別化を図りたい」と話している。
営業時間は、10時30分~19時。水曜定休。今年4月~来年3月までに約4億2,000万円の売り上げを見込んでいる。