映画「となり町戦争」トークショーに江口洋介さんら

映画「となり町戦争」トークショーに出演した渡辺謙作監督(左)、江口洋介さん(右)

映画「となり町戦争」トークショーに出演した渡辺謙作監督(左)、江口洋介さん(右)

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 名古屋マリオットアソシアホテル(名古屋市中村区名駅1)で2月19日、映画「となり町戦争」主演の江口洋介さんと監督の渡辺謙作さんを招いてトークショーが開催された。

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 映画「となり町戦争」は、第17回小説すばる新人賞を受賞した三崎亜記さんのデビュー小説「となり町戦争」を映画化したもの。ストーリーは、とある町を舞台に旅行会社に勤務する北原修路が、町の広報紙「広報まいさか」に掲載された「舞坂町はとなり町の森見町と戦争をします。開戦日は5月7日。終戦予定は8月31日」という「お知らせ」を目にし、突然「対森見町戦争推進室」から特別偵察業務を命ぜられることから始まる。派手な銃撃シーンや爆破シーンは一切なく、平和に見える日常の中、日々のニュースで流される死傷者数のみで静かに「戦争状態」を描きながら、突然の同僚の戦死など、少しずつ北原の身に迫る恐怖を描いた異色作。

 同イベントは「FM AICHI×ジェイアール名古屋タカシマヤ PREMIUM THEATER」として開催されたもので、タカシマヤの女性限定メンバーズクラブ「@ロゼ倶楽部」会員の中から抽選で選ばれた120組(240人)が参加、映画試写の後にトークショーが開催された。

 渡辺監督は「原作にある『静かな戦争状態』をどう映像化するか、かなり悩んだ」と話し、北原役を演じた主演の江口洋介さんは「原作の世界観を壊さず、かつ最後まで映画に興味を持たせるのは自分の演技にかかっているのでは、とかなりプレッシャーを感じた」と撮影前の心境を語った。また江口さんは「下水道の中を携帯のライトを頼りに進むシーンでは、ぬかるんだ床は歩きにくいし、ライトに奇妙な虫がたかって死ぬ思いだった(笑)。迫力のあるシーンが撮れてよかった」と撮影中のエピソードも披露し、会場の笑いを誘っていた。

 同作は、2月より東京、愛媛、北海道などで順次ロードショー公開し、名古屋では3月3日より「伏見ミリオン座」(中区栄1)で公開予定。

となり町戦争(角川ヘラルド映画)

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