岐阜・中津川市の和菓子店11店の栗きんとんを集めた「中津川栗きんとんめぐり」が10月4日、名鉄百貨店 本店（名古屋市中村区名駅1）本館地下1階スイーツステーションで始まった。

昨年開催時の要望を受け今年初めて栗きんとん全種類のセットも販売

　栗きんとん発祥の地・中津川市の観光協会と協力して開催する。毎年にぎわっていた観光客の姿がコロナ禍で激減したことを受け、同市の栗きんとんをたくさんの人に楽しんでもらおうと企画したもので、今回で3回目。

　名鉄百貨店広報担当の杉明香里さんによると、昨年の売上金額は1週間で1,000万円を超えたという。昨年の様子について杉さんは「開店前から購入を希望するお客さまが列を作り、行列は終日続いた。期間中、ほぼ完売で、売れ筋商品は15時～16時ごろには売り切れていた」と話す。「お客さまからは、『中津川まで行かなくても食べ比べができてうれしい』『1個から購入できるのが便利』といった言葉をもらっている」とも。

　今年も初日の開店前から、行列ができた。「回を追うごとに人気になる企画。行列を目にすると待っていてくれたんだなと思う」と杉さん。

　出店しているのは、「美濃屋」「信玄堂」「恵那福堂」「御菓子所しん」「松月堂」「七福」「梅園」「仁太郎」「満天星 一休」「ヤマツ」、今年初参加の「松葉」の全11店舗。作り方、材料、食感や味わいなど、それぞれの個性がある栗きんとんをばら売りする。価格は1個280円。昨年の要望を受け、全11種類セット（3,080円）も販売する。

　杉さんは「全種類食べてみてお気に入りを見つけ、もう一度買いに来てもらえれば」と来場を呼びかける。

　営業時間は10時～20時。今月10日まで。