飛騨牛を中心とする国産黒毛和牛の焼き肉店「飛騨牛焼肉 牛ざんまい」(名古屋市中村区名駅5)が10月6日、運河「堀川」に架かる納屋橋近くにオープンする。
運営する「AJドリームクリエイト」(中区)は、「ニクバルダカラ」などの肉バルや焼き肉店、ほか8業態の飲食店を、市内を中心に48店舗展開している。
社長の蓮川昌実さんは、焼き肉とホルモン焼き店を営んでいた祖母、焼き鳥店を営む両親の元で育った。店の手伝いをしていた子どもの頃から来店客とのやりとりを見ていて、飲食店の素晴らしさを感じていたという。新栄で居酒屋を手がけた後、「原点に返ろう」と思い、2004(平成16)年にホルモン焼き業態店を立ち上げた。「牛ざんまい」は2010(平成22)年に1号店をオープンし、同店で10店舗目。
店舗面積は、2階・3階で約200平方メートル。席数は70席で、堀川を眺められるように作ったカップルシート3卓や、個室7室、テーブル席4卓を設ける。客単価は4,500円。
焼き肉メニューは、「飛騨牛カルビ」(989円)、1頭から3キロ程度しか取れない希少部位「飛騨牛特上カイノミ」(1,759円)、ハラミの「ダイヤモンドカット厚切りステーキ」(1,759円)、生のタンを使う「厚切り上牛タン」(1,649円)などのほか、飛騨牛上カルビなどが入る「牛ざんまい 定番5種盛り」(1人前、1,319円)などの盛り合わせも用意。ユッケやあぶり肉すしなどの肉料理や、「飛騨牛ひつまぶし」をメインにした、牛タンやハラミなどが楽しめるコース料理も提供する。
蓮川さんは「飛騨牛はサシもきれいに入り、きめ細やかな肉質で脂もさらりとしているが、肉の味をしっかりと楽しめる」と話す。
毎日、店で精米する岐阜県産のコメ「ハツシモ」の「釜炊きごはん」(1合659円)、自家製のキムチだれをあえる「出来立て生キムチ」(650円)、冷麺、スープなども用意する。
牛を一頭買いし、他業態店で適した部位を使い分けることで食材を有効活用。食肉に加工する際に生まれるタンの皮や骨などの端材をペットフードとして商品化するなど、「余すところなく活用している」と蓮川さん。
営業時間は17時~23時。