7月12日に一般公開される映画「キングダム 大将軍の帰還」の舞台あいさつが6月22日、名駅南の映画館「109シネマズ名古屋」(名古屋市中村区平池町4)で行われた。
「キングダム」に登場する拱手(きょうしゅ)のポーズを取る3人
「週刊ヤングジャンプ」で連載している原泰久さんの漫画「キングダム」が原作でシリーズ第4弾となる同映画。2019年に「キングダム」が、2022年に「キングダム2 遥かなる大地へ」が、2023年に「キングダム運命の炎」が、それぞれ公開されている。いずれも中国春秋戦国時代を舞台に、「天下の大将軍になる」という夢を抱く戦災孤児の少年「信」と中華統一を目指す若い王「えい政」がヒーローで、今作は、国の存亡を懸けた前作から続く隣国・趙(ちょう)との総力戦「馬陽の戦い」のクライマックスを描く。
当日は、3都市を巡る「~信と王騎が帰還する!~キングダム全国完成披露試写会」の初日。「信」役の山崎賢人さん(「崎」は正式には「たつさき」)、大将軍「王騎(おうき)」役の大沢たかおさんが登壇した。
作品との向き合い方について、「20代のほとんどを『信』として過ごしたので、一緒に成長してきたという気持ちがある」と山崎さん、大沢さんは「2作目のときから前作よりももっと面白いものを作ろうとみんなで貪欲に頑張ってきたので、今作は我々の集大成だと思う」と話す。
中盤には、「信」と同郷のお調子者「尾平(びへい)」役の岡山天音さんがサプライズゲストとして登場。名古屋弁であいさつして、会場を盛り上げた。撮影を振り返り、岡山さんは「前作まではなかった自分たちで『信』を守るシーンの台本を読んだときに胸が熱くなった」と話す。
最後に山崎さんは「いろんな思いをスタッフみんなで込めた。皆さんも一緒に熱くなって、楽しんで見てもらえたらうれしい」と話し、締めくくった。