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JR東海ホテルズのユニホームが一新 社員の意見を反映したデザインに

ユニホーム委員会メンバーの加藤優羽さん(左)と新ユニホームを着用する「JR東海ホテルズ」6ホテルのホテルスタッフ。小物のデザインでホテルごとの特徴を表現

ユニホーム委員会メンバーの加藤優羽さん(左)と新ユニホームを着用する「JR東海ホテルズ」6ホテルのホテルスタッフ。小物のデザインでホテルごとの特徴を表現

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 「JR東海ホテルズ」(名古屋市中村区名駅1)が運営する全6ホテルの新ユニホームの着用が7月1日に始まった。

新ユニホームに対する思いを話す伊藤彰彦社長

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 同社は「名古屋マリオットアソシアホテル」(中村区)をはじめ東海地方を中心にホテルを展開。設立30周年を迎えた2022年にリニューアルに向け社員22人を集めて委員会を立ち上げ、約2年かけて準備を進めてきた。

 6月28日には「名古屋マリオットアソシアホテル」15階メインロビーで、6ホテルの新ユニホームが披露された。同社の伊藤彰彦社長は「コロナ禍による閉塞感がある中で委員会を立ち上げ、これからのホテルの接客の在り方などについても盛んに意見を交えた」と振り返り、「性別、世代、職種が異なる社員が集まり、新しいユニホームを自分たちで考え、作ることができた。未来に向けたこれからのユニホームになったのでは」と胸を張る。

 委員会メンバーの加藤優羽さんの紹介で、全6ホテルのスタッフが新ユニホームを着用して登場。デザインには「ジェイアール名古屋タカシマヤ」が協力。男性ユニホームは、ジャケットとパンツ、レギュラーカラーシャツ、ネクタイを組み合わせる。ジャケットとシャツの襟にはライトグレーの切り替えがあり、ボタンホールにはホテルカラーに使われる青、赤、緑の刺しゅうを施す。女性は、白色のスタンドカラーブラウスとノーカラージャケット、スカーフを基本とし、ボトムスはスカートとパンツを用意。マネジャー職は、男性はジャケットの襟に黒の切り替え、女性は黒のブラウスを着用し区別する。

 スカーフやネクタイなどの小物のデザインは各ホテルで異なり、「名古屋マリオットアソシアホテル」はホテルカラーである「マリオットレッド」を基調に、名古屋市の花であるユリをデザイン。「名古屋JRゲートタワーホテル」はホテルカラーである「ゲートグリーン」でジオメトリック柄をデザインし、「未来感のある名古屋」を表現する。

 「名古屋マリオットアソシアホテル」の杉浦伸吾さんは「フォーマルな仕立てだが、軽くて伸縮性や通気性に優れた生地を使用しているのでとても動きやすい」と話す。同ホテル山田紗己さんは「ゆとりがありながらも洗練されたデザイン。シャツやブラウスの生地は透けにくいものが使われているので、夏などジャケットを着用しないシーンでもインナーが透ける心配がないのがうれしい。ボトムスが選べるのもありがたい」と笑顔を見せる。

 伊藤社長は「加藤さんをはじめ若手社員がSDGsやサステナブルなどのアイデアを具現化に向けて動く姿に成長を感じた」とも。旧デザインのユニホームは、「あいちサーキュラーエコノミー推進プロジェクトチーム」の協力により再資源化し、客室に設置するドライヤーの収納袋の素材として活用する。

 SDGs週間など特定の期間には、6ホテルが位置するエリア出身、あるいは在住する障害者アーティストの作品をデザインした特別仕様のネクタイ・スカーフを着用する予定で、伊藤社長は「アール・ブリュットの認知向上と地域貢献、多様性社会の実現に努める」と話す。

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